〈ポイント3〉7~8割収納でゆとりを持たせる
「モノが多すぎてリビングの収納に入りきらない」という場合でも、むやみに収納家具を増やすのはやめて、モノの量を減らすことを考えましょう。必ずしも整理をする必要はありません。
今リビングで使っているモノだけを厳選してリビングに収納し、そのほかのモノは別の部屋に移動させるだけでも、生活は劇的にラクになります。
リビングにあるモノを見渡してみると、リビングになくても困らないモノもあるはず。
例えば、手紙や写真、子どもが作った作品などは、日常的に見るモノでなければ物置に移動させてもいいのではないでしょうか。
マスクやハンカチなどの外出先で使うモノは、リビングよりも玄関に置いたほうが便利な場合もあります。
このように「これはリビングに必要なモノか」を考えて、必要ないモノは別の部屋に移動させれば、リビングの収納に余白ができます。
収納場所がモノでぎゅうぎゅうになっている状態では、モノの出し入れがしにくくなります。それがストレスで片付けを後回しにしてしまうことはないでしょうか。
リビングの収納スペースに対して、モノの量を7~8割くらいにすると、モノの出し入れがラクになりますよ。
スペースが空くと「何か入れたい」と思ってしまいがちですが、あえて詰め込まずに、いつもゆとりのある状態をキープしましょう。
〈収納例〉
わが家では、以前はリビングに収納していた工具類や紙袋のストックを、廊下の収納に移動させました。
どちらもそれほど使用頻度が高いモノではないので、リビングになくても困ることはありません。
リビングのモノの一部を移動させたことによって、収納棚の中のスペースが大きく空いてゆとりができたので、よく使うモノの出し入れが劇的にしやすくなりました。
リビングをすっきり片付けて家族がくつろげる場所に
散らかりにくいリビングにするためには、人が収納に合わせて努力するのではなく、人に合わせて収納を考えることが大切です。人に合わせた収納のコツは以下の3つ。
1.使う場所の近くに定位置を決める
2.ラクにしまえる方法で収納する
3.7~8割収納でゆとりを持たせる
散らかったリビングにうんざりしている方は、ぜひこれらのポイントを頭に入れて片付けにチャレンジしてみてください。
教えてくれたのは……Samiaさん
整理収納アドバイザー1級。家事をラクにするための収納アイデアを発信。
YouTubeチャンネル名:Samia片付け収納チャンネル
Instagramアカウント名:samia.housework