Q. エアコンのお手入れは必要ですか?
エアコンの「設計上の標準使用期間」はおよそ10年です。
お手入れの有無で使用期間に大きな差が出ることはありませんが、快適性や省エネ性に影響するため定期的なお手入れはとても大切です。
プロ直伝!これが、エアコンのお手入れ方法!
エアコンは使用頻度に応じたお手入れが大切です。
冷房や暖房で使用頻度の多いシーズン中(7月~9月、12月~2月)は「こまめ掃除」を、シーズンが始まる前(3月~6月、10月~11月)は「しっかり掃除」を心掛けましょう。
【シーズン中】こまめ掃除
1. 室内機のフィルター掃除でニオイ防止&エアコンの効率UP!
2週間に一回程度行います。
フィルターが汚れたままだと、エアコンの嫌なニオイに繋がります。
また、フィルターの風通しが悪くなるとエアコンの効率が悪くなり無駄な電気代になってしまうことも!
パネルを外して掃除機でフィルターに付着している埃などをしっかり吸い取りましょう。汚れがひどい時は中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて洗います。
洗った後はしっかり乾燥させてから設置します。
2. 室外機周辺の整理整頓で電気代節約を!
空気の通りが悪くなるとエアコンの効率が下がってしまい、無駄な電気代につながってしまいます。
室外機周辺には物を置かずに風通しを良くしておくことが大切です。
3. 内部クリーン運転でニオイ防止効果UP!
夏場の冷房や除湿運転毎に行います。
内部クリーン運転は、夏場の冷房や除湿運転によって室内機内部に発生した結露を乾燥させる機能です。
夏場の冷房や除湿運転終了後は自動で運転するように設定し、運転が始まったら消さないようにしましょう。エアコンの嫌なニオイ防止にもなる大切な機能です。
【シーズン前】しっかり掃除
1. フィルター掃除でニオイ防止&効率UPで電気代節約!
フィルターの風通しを良くしてエアコンの効率が下がってしまうのを防ぎます。
エアコンを使っていない期間に溜まった埃を取り除きましょう。中性洗剤を溶かしたぬるま湯でしっかり洗って蓄積した汚れを落とします。
また、内部の熱交換機が汚れているとエアコンの嫌なニオイに繋がります。熱交換機の洗浄は個人では困難なため、専門業者に依頼しましょう。
※洗浄液がエアコン内部にかかってしまうと発火等の原因になってしまいます。専門家に依頼するのがベストです。
2. 室外機周辺の掃除で省エネ効果!
夏から台風シーズン、そして秋頃の落ち葉の時期は室外機周辺や裏側にゴミが溜まりがちです。
ゴミが溜まってしまうと風通しが悪くなり、エアコンの効率を下げてしまいます。溜まったゴミはしっかり掃除して取り除きましょう。
また、エアコンを使わない間に置いた荷物はきちんと片付けて室外機の風通しをよくするように心掛けます。エアコンの効率を上げて電気代を節約です!
3. 試運転(※夏場のみ)で安心して夏を迎える準備を!
「しっかり掃除」とセットで行いましょう。
夏本番にエアコンを正常に使用できるかを事前にチェックします。
万が一エアコンに不具合があった場合でも、余裕を持って修理やメンテナンスをする事が出来ます。
<試運転の手順>
- 冷房運転で最低温度に設定し、10分程度運転する。
- 冷風が出ているか、運転ランプに点滅などがないかをチェックする。
- そのまま30分程度運転して、室内機に水漏れや異臭異音等はないかをチェックする。
エアコンはシーズン毎に適切なお手入れを!
エアコンは季節によって使う頻度が異なります。
その時々に適したお手入れをすることでエアコンの快適さを保ち、無駄な電気代を抑えることが出来ます。
快適な上に省エネになるなんて、とてもお得です。
皆さんも出来るところから、プロ直伝のエアコンのお手入れを始めてみましょう!