窓を開けて換気すると、空気が乾燥する……
今年も新型コロナウイルスやインフルエンザの予防として、換気が大切な冬になりそうです。でも、空気が乾燥している冬は換気したときに入ってくる空気も乾燥しており、室内が乾燥してしまう恐れもあります。そこで、上手に加湿しながら、快適な室温にするための方法をダイキン工業株式会社に伺いました。
加湿空気清浄機器を置く場所
スチーム式の加湿器はルームエアコンの風の通り道に置くと、噴き出している水蒸気をエアコンの風が遠くへ届けてくれ、エアコンの風が当たる場所に置くと、水分を部屋の隅々まで運ぶことができます。
加湿機能が付いた空気清浄機では、ルームエアコンの正面側の壁の辺りに置くと、エアコンの風と加湿空気清浄機の風がうまく循環するため、加湿が効率よくできます。
しかし、窓際に置くのは避けましょう。冬は外が寒いので窓が冷えており、冷たい窓ガラスに水蒸気が結露してしまうため、せっかく加湿しようとしても部屋の湿度が上がりません。
湿度が上がると体感温度もアップ
人間が快適と感じる環境は、温度と湿度のバランスで決まります。夏は、気温が高くても湿度が低ければ暑さや不快さは感じにくく、冬は気温が低くても湿度が高いと寒さを感じにくくなるのです。湿度が低く、乾燥してより寒さを感じてしまう冬の場合、加湿をしながら暖房をするのがおすすめ。エアコンの設定温度を上げなくても、設定温度が高めの時と同じ暖かさを感じることができます。
窓開け換気で室内の湿度が低下する場合は、積極的に加湿器や加湿空気清浄機を活用してみてください。
冬はとくに空気が乾燥するので、上手に部屋の湿度をコントロールしてあげることが大切です。加湿器や空気清浄機の置く場所を工夫することでさらに効率よく湿度コントロールすることにつながります。乾燥を防ぎながら、毎日の換気を忘れず、健康な日々を過ごしましょう。