「エアコンを切って窓を開ける換気」は間違い!ダイキンが教える“上手な換気の方法”

家のこと

stock.adobe.com
 「エアコンを切って窓を開ける換気」は間違い!ダイキンが教える“上手な換気の方法”

2021.11.27

「寒いから」「電気代が高くなるから」という理由で、窓開け換気を疎かになっていませんか? 今年の冬も「換気と暖房節電の両立」が大きな課題です。そこで「空気で答えを出す会社」ダイキンが推奨する、上手な換気の方法をご紹介します。

広告

上手な換気の基本3つのポイント

換気出典:stock.adobe.com

空調メーカー・ダイキンが推進する上手な換気の基本は以下です。

1.24時間換気システムを「正しく」使うこと
2003年以降に建てられた家であれば、24時間換気システムが入っています。浴室の換気扇のスイッチを確認してみましょう。24時間換気のスイッチをいつもONにしておいてください。

2.窓を開けて、空気の通り道を作ること
窓開け換気のポイントは対角線の窓を2か所開けること。入口の窓は小さく開けて、出口の窓を大きく開けるようにしましょう。風が入りこむ窓を小さく開けることで、風が勢いよく入ります。そして室内の空気を撹拌して、大きく開けた窓からたくさんの空気が出ていきます。

3.空気の流れができづらい場所は台所の換気扇を活用
窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機やサーキュレーターなどを窓の外に向けて作動させましょう。それでも空気の流れができなければ、キッチンにある換気扇を強く作動させてみてください。

この1~3の方法を組み合わせて、効率的な換気を実践しましょう。

部屋を「暖めてから」窓を開ける

暖めてから換気出典:www.daikin.co.jp

冬場の朝や、外から帰ってきたとき、部屋が冷え切っていますよね。こういう場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋をしっかり暖めてしまいましょう。そして、エアコンを運転したままの状態で窓を開けて換気をしてください。

冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごすことができます。

窓開け後も昼間は窓からの日差しを取り入れ、夜はカーテンを閉めて窓からの冷気を抑えることで暖房効果が高まります。エアコンのタイマー機能を使って、帰宅時間や起床時間に合わせて、部屋を暖めておくことも有効です。

短めの窓開け換気を1時間に2回

夏より短い時間で回数を増やす出典:www.daikin.co.jp

冬場に窓を開けて換気をする場合、外の空気が入り、部屋の温度が下がりやすくなります。

一般的に言われている夏場の窓開け換気の時間と回数の目安は、1時間に5分の換気を2回です。冬場の換気の際に少し寒いなと感じたら、5分より少し短めの換気を2回でもOK!

冬場は夏場と比べて室内と室外の温度差が大きく、暖かい空気が冷たいところに逃げようとするため、窓を開けると空気が自然に流れやすくなるからです。また、冬は風も強いので、夏場より少し短い時間でも必要量の換気ができます。
エアコンから離れた窓がおすすめ出典:www.daikin.co.jp

どうしても寒くて窓を大きく開けられない場合は、空気清浄機を用いて「みなし換気」をする工夫もあります。

エアコンから離れた窓を開ける

多くのエアコンが窓の近くに設置されていますが、外から入ってくる低い温度の空気をエアコンが直接吸い込むと、エアコンに負荷がかかり、電気代が上がる原因となります。エアコンから出てきた空気がそばにある窓から出てしまっては、効率的に暖めることができません。エアコンを作動させている場合は、できるだけエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。

寒くなってくると窓を開けるのが億劫になりますが、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の予防のためにも換気は必須です。しっかり部屋を暖めてからでOKなので、窓を1時間に2回開けましょう。夏場より冬のほうが換気効率がいいということなので、5分が寒ければそれより短くてもOK。しっかり換気をして、健康な日々を過ごしましょう。

広告
saitaとは
広告