ゆで時間不要で時短になる!洗い物も少ない「パスタの代用食材2選」

家のこと

2022.02.21

パスタってかんたんなメニューに思われがちですが、意外と億劫に感じることはありませんか? ここでは『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんがパスタの代用食材になる2つを紹介します。洗い物が少なくなるほか、意外なメリットがたくさんありますよ!

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パスタは手軽って本当?実は時間がかかり、洗いものは多め

パスタ出典:stock.adobe.com

休日のランチを手軽な麺類にする方も多いのではないでしょうか。
わが家でもよく子どもや夫から「パスタがいい!」とリクエストが出ます。

パスタといえば、市販のソースも豊富で「かんたん料理」の代名詞のようなイメージもありますよね。
でも、同じ麺類でも焼きそばやインスタントラーメン、うどんは手軽なのですが、パスタはどうにも気が重い……。この面倒くささは、実は「洗いもの」が原因だと私は考えています。

面倒くささの原因は「洗いもの」

パスタ出典:stock.adobe.com

家庭でパスタを作るとき、ほとんどの方は乾麺のパスタを使うのではないでしょうか。
実は、この「乾麺をゆでる作業」こそが曲者です。

ソースを手作りするなら、ゆでるための鍋と、炒めるための鍋やフライパンといった「二つ」が必要になります。

レトルトソースを使う場合でも、ゆでるためには「大きな鍋」が必要ですよね。

大物があるとシンクのスペースが取られて洗いにくいです。量が増えればなおさら。食器洗浄機があるおうちでも、鍋やフライパンは食洗機非対応のものが多いと思います。

だからこそ、「手軽に作りたいとき」に乾麺のパスタは面倒に感じてしまうのです。

そこで、パスタ感覚で食べられる代用食材2つを紹介します。いずれもチルド麺です。スーパーによっては生パスタが売られていることもありますが、この2つならより安価で、ほぼすべてのスーパーで入手できます。

代用食材1 中華麺 

ゆで時間不要で時短になる!洗い物も少ない「パスタの代用食材2選」

1つは中華麺です。

「中華蒸し麺」と書かれているものや「焼きそば麺」と書かれているもの、どちらでも構いません。太さもさまざまなので、いろいろ試してみるとお気に入りの食感が見つかるはずです。



中華麺とはいえ、トマトソースやナポリタンソースなど、いわゆる「パスタっぽい」洋風のソースにもよく合います。中華麺

代用食材2 うどん

うどん

もう1つはうどんです。特にたらこソースや和風パスタなどに合いますが、洋風のソースでも気になりません。洋風に合わせるときは、稲庭うどんなどの細めの麺のほうがより合うように感じます。

こちらはチルド麺のほか、冷凍うどんでも大丈夫です。

うどん

チルド麺の食べ方

チルド麺をパスタの代用にするときは、2つのパターンで用意します。

手作りのソースがある場合は、ソースを作ったあとにチルド麺を加えて温めます。パッケージの端に少し切り込みを入れて、レンジで数十秒加熱しておくとほぐしやすくなります。

市販のレトルトソースを使う場合は、それぞれのお皿にソースを出し、レンジ加熱した麺を入れると手軽です。
同じように少し切り込みを入れて、レンジで二分ほど加熱します。



一般的な方法ではないため、気になるようだったら、お皿に出してから加熱し、後からソースを入れる方法に変えてください。つくりかた

洗い物が少なくなるほか、さまざまなメリットが

レンジ出典:stock.adobe.com

乾麺パスタの代わりにチルド麺を使うと、洗いものが少なく済みます。市販のソースを使用するなら、お皿だけで大丈夫。

チルド麺を使うことで、ほかにも意外なメリットがあります。
1つめは、家族の好みに合わせて変えられること。

家族の好みや気分で、作り分けをせざるを得ないご家庭でも、この方法なら一人分だけ追加でつくるのも苦になりません。

2つめは、分量がわかりやすいこと。
家族の分をまとめてゆでることで、結束タイプの乾麺は一人分の適量がわかりにくくなることがあります。チルド麺なら1人前単位で包装されているため、かんたんにわかります。

3つめは、子どもが自分でも用意できること。
ゆでたりせず、洗いものもほとんど出ないので、小中学生の子どもが自分でもかんたんに用意ができます。あとは作りおきのおかずを添えておけば、お留守番をしてもらうときにもいいですね。

このように便利な「チルド麺」ですが、唯一の欠点が。それは、消費期限の短さです。
そのため、乾麺パスタも食材ストックとして残しておくことをおすすめします。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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