「毎日使う歯ブラシは1本だけ」はNG?専門家が勧める歯ブラシ選びのコツ

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2022.03.31

歯ブラシにはさまざまな種類があり、どの種類を使えばいいのか悩みますよね。今回は、歯ブラシの専門家に「今さら聞けない歯磨きの知識」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……GSK・コンシューマーヘルスケアの陶山和明さん

「シュミテクト」などを販売するグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社のメディカル部門にて歯ブラシを担当。
GSK社にて新薬の臨床開発に携わった後、GSK・コンシューマー・ヘルスケアにてメディカル・アフェアーズ業務を行い、24年目。

歯ブラシはライフスタイルに合わせて使い分けて!

歯ブラシにはそれぞれの長所がある出典:www.photo-ac.com

みなさんが歯ブラシを選ぶ際には、どのように選んでいますか? お店に行くとたくさんの歯ブラシがありますが、それぞれに異なった長所や短所があると陶山さんは言います。
たとえば「ヘッド部分の大きな歯ブラシ」は一度に多くの歯面を磨くことができるので、忙しい時に最適。しかし、奥歯の方までは届きにくいデメリットもあります。

1本の歯ブラシだけでお口の悩みを全て解決するのは難しいため、陶山さん曰く「歯ブラシはライフスタイルに合わせて数本を使い分けるのがおすすめ」とのこと。

先ほどの例で言うと、バタバタしてしまう朝や仕事などで忙しい日中は、ワイドヘッドの歯ブラシを使って手早く磨き、比較的時間の取れる夜にコンパクトヘッドの歯ブラシで丁寧に磨いてみるなど、自分のライフスタイルに合わせて使い分けるのもおすすめだそうです。

陶山さんのおすすめ歯ブラシはこちら。

歯ブラシ出典:www.hagashimiru.jpお口の悩みに合わせて選べるハブラシシリーズ
「シュミテクトコンプリートワンEX」「シュミテクト知覚過敏&歯周ダブルケアEX」「シュミテクト トゥルーホワイト」(オープン価格/GSKコンシューマー・ヘルスケア・ジャパン)

一般的な歯ブラシと電動歯ブラシの違い

電動歯ブラシと一般的な歯ブラシの違い出典:www.photo-ac.com

歯ブラシはライフスタイルに合わせて使い分けると良いことがわかりましたが、「電動歯ブラシを使っている場合はどうすればいいの?」と思う人もいるかもしれません。

陶山さんによると、電動歯ブラシを使用している場合も、一般的な歯ブラシと使い分けることがおすすめとのこと。一般的な歯ブラシと電動歯ブラシのそれぞれのメリットとデメリットを伺いました。

「電動歯ブラシの最大のメリットは、ラクに効率良く歯垢などの汚れを落とせるところです。
しかしその一方で、購入する際の値段が高価で電池や電力が必要です。

一方で、一般的な歯ブラシはスーパーやドラッグストアで簡単に購入できて安価なので、さまざまな種類から自分に合ったものを見つけやすいところが大きなメリットです。
ただ、正しく歯を磨くにはブラッシング圧のコントロールが必要だったり、きちんと歯垢を落とすには時間がかかったりします。

それぞれに利点があるので、一般的な歯ブラシを数本使い分けるときと同様、両方の特徴をしっかり理解して電動歯ブラシと一般的な歯ブラシを使い分けるのがおすすめとのことです。選択に悩んだ時はかかりつけの歯科医院でご自分に合ったお口のケアについてご相談ください。」

歯ブラシと歯磨き粉は口の状態や目的によって選ぶ

歯ブラシと歯磨き粉は同じブランドでなくてもいい出典:www.photo-ac.com

歯磨きについてあまり知識のない私たちからすると「歯ブラシと歯磨き粉は同じブランドで揃えると効果が上がりそう」なんて思ってしまいがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?

陶山さんによると、歯ブラシと歯磨き粉は必ずしも同じブランドで揃える必要はないとのこと。
歯ブラシにさまざまな特徴があるように、歯磨き粉も「知覚過敏のケアに良い」「歯周病予防に良い」など、ブランドによって特徴や効果が異なります。

お口の中で気になることがある場合には「知覚過敏に適した歯ブラシと歯磨き粉を合わせて使う」など、ブランドを揃えても良いかもしれません。
基本的には、歯ブラシも歯磨き粉もブランドにこだわるよりも、それぞれ自分のお口の状態や目的によって選ぶようにしましょう。

歯ブラシ出典:www.hagashimiru.jp歯周病が気になる方向けのハブラシ&歯磨き粉
「シュミテクト知覚過敏&歯周ダブルケアEX」
「シュミテクトzpf 医薬部外品 6歳以上用」
(オープン価格/GSKコンシューマー・ヘルスケア・ジャパン)

コロナ禍の今こそオーラルケアを見直そう

コロナ禍の今こそオーラルケアを見直そう出典:www.photo-ac.com

ただなんとなく「当たり前のことだから」と歯磨きをしていますが、自分に合った歯ブラシで正しく磨かなければお口の清潔を保つことができません。
コロナ禍でオーラルケアの関心が高まっている今こそ、自分のライフスタイルや目的を確認して、歯ブラシや歯磨き粉について選び直してみるチャンスかもしれませんね。
何年先もずっと自分の歯でおいしいものを食べていけるように、自分に合った歯ブラシを使っているか、普段の歯磨きを見直してみましょう。

協力:シュミテクト(グラクソ・スミスクライン・コンシューマーヘルスケア・ジャパン)

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著者

ゆみみん

ゆみみん

動物が大好きで自身でペット関連のサービスを運営しながら、Webライターとしても活動しています。 「読者に寄り添った記事を書くこと」をモットーに、自身の経験なども織り交ぜながら伝わりやすくすることを心がけています。

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