無理をしなくてもお金は貯められる
「頑張らなくても貯金ができる人」のルールはシンプルです。それは、ずばり「自分にできることしかしない」こと。周りに振り回されず、自分にとって大切なものを選ぶためのヒントをご紹介します!
ルール1 周りに合わせない
「お友達はみんな習い事もたくさんしているし、塾にも行っている。だからうちの子にも同じようにしてあげたい」など、周りの人の生活に合わせようとすることはありませんか?
「仲の良いお友達がやっていることだから」と、何でも同じようにしているうちに、いつの間にか収入以上の出費になってしまうこともあります。
始めのうちは意気込んだことも、支払いも含め、継続することが苦痛になることもよくあることです。
お友達が何か新しいことを始めたとしても、焦って合わせる必要はありませんし、お友達と一緒に始めたことでも、「自分が合わない」と思うことを無理して続ける必要もありません。
「みんなと同じ」ではなく、「自分や子どもがしたいこと」だけを選ぶようにしましょう。
ルール2 「普通」の暮らしのハードルを下げる
「マイホームを持ち、マイカーを持ち、1人1台スマホを持ち、長期休みには旅行に行く」など、生活にまつわることを「これぐらいのことはみんなやっている普通のこと」と思い込んでいませんか?
子どもが何かを欲しがる時に「みんな持っているから買ってほしい」とねだることがありますが、「みんなって誰?」と聞いてみると、実は「片手で数えられるぐらいの人数」であることも多いもの。
それと同様に、大人の「みんなこういう生活をしている」という思い込みも、実は住んでいる場所や時代によっては「普通のこと」ではないかもしれません。
何かを決断する時には、「お友達はマイカーを所有しているけれど、わが家には必要ない」、「子どものお友達はみんなスマホを持っているけれど、わが子には持たせない」など、ぜひ自分の基準で判断してください。
「普通」と思うことのハードルをさげておくことで、支出が膨張するのを防ぐことができますよ。
ルール3 マネしすぎない
「あの人と同じことをすればお金が貯まるはず」と、貯まる人のマネも必要以上にする必要はありません。
もちろん、できている人の行動や考え方は「参考」になりますし、「なるほど」と勉強になるところもありますよね。
「私もやってみたい」と思うことを取り入れて、よりよい生活を手に入れることができれば、素晴らしい成果です。
ただし、なんでも同じようにする必要はないのです。
好きな食べ物も、好きな映画も、家族構成や年齢も違うことでしょう。ましてや、「あの人はできているのに、私はできていない」などと罪悪感を持つ必要はありません。
私もこれまで様々な方の家計簿を拝見してきましたが、支出の内容も、描く未来図もひとりひとり全く違うものでした。
始めのうちはマネから始めても、そこから発展させて「自分だけのオリジナルルール」を大切にしてください。
ルール4 見栄を張らない
「お友達とのランチで安いものを頼むとケチだと思われる」など、周りからの評価を気にしすぎて、見栄を張ってしまうことはありませんか?
見栄のためのお金は、どこまでも際限なく増えていく傾向があります。
しかし見栄を張っても、お友達もそれほど気にしていない場合も多く、気にしているのは自分だけということもよくあることです。
見栄を張って周りからの評価を得ることよりも、「その選択をする自分が好きか」が大切です。
ルール5 欲張りすぎない
自分らしさを尊重することは大切ですが、だからといって「あれも必要だしこれも必要」と欲張りすぎてしまうのは考えものです。
無理なく貯めている人は、「ここにはお金をかけたい」と思うところには惜しみなくお金を使いますが、それ以外のところにはお金を使いすぎません。
自分らしさを尊重するだけでなく、自分の身の丈に合わせた選択をし続けることが、日々の生活を充実させながら貯蓄も継続させるコツですよ。
周りからの評価より、まず自己評価
「お金を無理なく貯めている人」の自己評価は高い傾向があり、「無理をしてお金を貯めている人」や「お金を貯めたいのに貯められない人」の自己評価は低い傾向があります。
周りからの評価を気にしすぎたり、周りに合わせすぎたり、自分の軸を見失ってしまっている人が多いのです。
「無理なく貯められる人」になるために、ぜひ「自分が好きな自分でいるための工夫」を取り入れてみてくださいね。