すっぴんなのに“ふんわりピンク”で血色がよく見える「チークカラー®レンズ」開発秘話を聞いた!

心と体

www.jins.com
 血色がよく見える「チークカラー®レンズ」開発秘話を聞いた!

2022.07.30

メイクもおっくうになる暑い夏。近所でのちょっとした買い物くらいは素顔で済ませたいですよね。でも、歳を重ねるごとに、すっぴんでの外出は心理的ハードルが高くなりがち。そんなとき、メガネをかけるだけでいい顔色にみせられたら、お出かけがグッと楽になるかもしれません。今回は、SNSでも話題の『チークカラー®レンズ』開発の裏側を、株式会社ジンズの開発担当者に聞きました。

広告

教えてくれた人

株式会社ジンズ チークカラー®レンズ開発担当・夏目さん

販売本数日本一を誇るアイウエアブランド。2001年にアイウエア事業に参入して以来、それまでの常識を打ち破る価格体系や高いデザイン性、視力矯正以外の付加価値を持たせた商品開発など、新しい価値を次々に提供。

寝起きでも血色よく見える! 見た目アップに特化したカラーレンズ

チークカラーレンズ出典:www.jins.com左から、ヘルシーで明るいイメージの「ピーチピンク」、かわいくてやさしい雰囲気の「ピンク」、モードで知的な印象を生む「ボルドー」。

――2021年10月に発売された『チークカラー®レンズ』がヒットしているそうですね。一般的なレンズと比べて、どれくらい売れているのですか?

 若年層の女性を中心に反響をいただいています。特に反響が大きい20代女性では、発売から約3ヵ月間で一般的なカラーレンズの約2倍、売り上げています。

――ピンク・ピーチピンク・ボルドーの3色展開ですね。いちばん売れている色は?

 圧倒的に「ピンク」です! つける人を選ばず、血色感がアップするとご好評いただいています。新型コロナウイルスの感染が拡大していたため、発売時はなかなか来店を呼びかけられない状況でした。それでも、インフルエンサーの方のSNS発信がバズったことをきっかけに、静かに、着実に売れ続けています。お客様からは「寝起きの顔でも血色よくみえる」など、うれしいコメントをいただいています。

クリアレンズにマニキュアを塗ってプロトタイプを試作

――『チークカラー®レンズ』を開発したきっかけは?

 社内での「女性の方がカラーレンズを使わないよね」という会話がきっかけです。そもそも瞳の色が濃い日本人は、瞳の色が薄い人と比べて眩しさを感じにくい傾向があり、海外ほどカラーレンズが普及していません。カラーレンズをかけることにハードルを感じている人も多くいます。メガネユーザーの女性へのヒアリングを重ねるなかで、眩しさを抑えるという機能面よりも、顔色が明るく見える、肌がきれいに見えるなどの効果のほうが、女性にとって価値があるのではないかという仮説が浮かびました。仕事に子育てに忙しいなかでも、きれいでいたい、かわいくありたいと思う女性に向けて、見た目アップにふり切った “お助けアイテム”がつくれたらいいのではないかと感じました。

――類似商品はあったのですか?

試作品出典:www.jins.com

 レンズ全体に淡い色味がついた、美肌効果をめざしたカラーレンズは、すでに販売されていました。従来品を試した結果、白眼部分には色がないほうが、よりナチュラルな印象になると感じました。また検証の結果、通常のカラーレンズとは逆である、下に向かって色が濃くなるグラデーションのほうが、より自然に見えると感じました。通常のカラーレンズを逆さまにしてかけてみたところ、意外と評判がよかったんです。クリアなレンズに薄いピンク色のマニキュアを塗って、試作したこともあります。

――開発するなかで、もっとも難しかったのはどんなことでしたか?

 めざすレンズの色味の再現には苦労しました。何しろ前例となる商品がないので、私たちにもレンズメーカーにも、色見本がないわけです。「こんな色にしたい」と伝えるために、さまざまな画像をやりとりしてすり合わせました。

チークカラーレンズ    出典:www.jins.com

 メガネのレンズは、7cm前後の大きなレンズをフレームにあわせて削り、はめ込みます。グラデーションは、大きなレンズのもっとも色が濃い部分の濃度と、色味がゼロになる位置を定めることで決まります。社内で調査をした結果、涙袋には色味がのらないほうが、ナチュラルに見えることがわかりました。社内の女性社員に目元に片っ端からものさしをあてて、「瞳の中心から1cm下まで」グラデーションを入れることを決定。着想から2年弱で完成しました。

40代以降の女性には、華やかで顔色が映える「ピンク」がおすすめ!

――40代以降の女性に、とくにおすすめの色はありますか?

 個人的に「ピンク」を強く推したいです! 年齢を重ねるとピンクは敬遠されがちですが、何歳になってもピンクは女性を華やかにみせてくれると思います。血色感をアップさせたい方には「ピンク」、よりヘルシーさを求める方には「ピーチピンク」、より知的でハンサムな印象にしたい方には「ボルドー」がおすすめです。

チークカラーレンズ・ピンク出典:www.jins.com血色感アップをとくに期待できる「チークカラー®レンズ・ピンク」。

――フレームとの相性は、どう考えたらいいですか?

 上下の幅がある、はっきりした色味のフレームとの組み合わせがおすすめです。太めの黒いフレームと組み合わせると、目元がくっきりしてアイライン効果も期待できます。また、色がついていないクリアなフレームもおすすめ。レンズと肌の境目が目立ちにくく、より自然になります。
 メイクするのは面倒だけど、いつもよりちょっとかわいくいたい。ちょっとだけテンションをあげたい。そんな願いを実現するアイテムだと思っています。仕事や子育てを毎日がんばっている女性みんなに活用してほしいです。
 

「レンズの下部分だけでまっ白なスマホ画面を眺めるというようなことをしなければ、クリアレンズと見え方はそれほど変わりません」と夏目さん。カラーマスクといっしょにつけると、違和感なく使えるそうです。
 かけるだけで、いつもより顔色がアップ。すっぴんでの外出が、楽しくなりそうですね!

広告
saitaとは
広告