今よりちょっとだけ食費を節約するコツ
「食費を今より節約したい」と考えている人は多いと思いますが、意外と食費を大きく節約することは難しいものです。
頑張りすぎの反動でリバウンドしてしまったり、食べたいものが食べられないことに強いストレスを感じてしまったり、安価な食材しか購入できなくなることで食卓に関心を失ってしまったりと、「食費の節約はやってみたけど、すぐに挫折した」という経験者も多いのです。
そんな「食費の節約に挫折したことがある人」におすすめな食費の節約術が「○○しすぎを減らして、今よりちょっとだけ食費を節約する」方法です。この方法では、大きな食費の節約は見込めませんが、少ないストレスで今よりちょっとだけ食費を節約することができますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
1 冷凍食品を買いすぎない
「そのうち使うかも」という理由で、冷凍食品などを買いすぎてしまう人は、冷凍庫の中をよく確認してみましょう。いつ買ったか分からないものや、知らないうちに賞味期限がきれているものがある人は要注意です。
忙しい時やお弁当に便利な冷凍食品も、買いすぎてしまうと「あとどれだけ残っているか」が把握しきれなくなってしまうもの。
いつの間にか冷凍庫の奥に追いやられ、買ってあることを忘れてしまうと、「そのまま何年も冷凍庫に食材がいれっぱなし」という恐ろしい事態にもなりかねません。
冷凍食品は、ストックすることに偏ることなく、一つ使い終わったら一つ買い足すというローリングストックに適しています。
詰め込み過ぎの冷凍庫を少しすっきりさせるだけでも、食費の節約につながりますよ。
2 ご褒美支出を増やしすぎない
「今日はこれを頑張ったから少し豪華な食事にしよう」など、ご褒美支出が多くなりすぎてしまうと、いつの間にか食費が増えてしまう原因にもつながります。
始めは「ご褒美」のつもりで買い始めたものも、いつの間にか頻度が増え、知らないうちに「わが家の定番」になりやすいものです。
すると、次のご褒美はもっと高価なものを準備して……というように、徐々に生活レベル全体が上がってしまう原因にもつながります。
「ご褒美」はたまにあるから「ご褒美」であって、「定番になるほど頻繁」に用意するものではありません。
このような支出が増えすぎないように、「ご褒美支出の頻度」を見直すことをおすすめします。日頃のストレス発散が食事だけに偏らないように、お金のかからない趣味を増やしておくことも有効ですよ。
ちなみにご褒美支出は、食費の節約を頑張っている人ほど、「頑張っているご褒美」が欲しくなり、つい増やしすぎてしまいやすい支出です。日頃から無理な食費の節約をしていないかもあわせて確認しましょう。
3 食事作りを頑張りすぎない
「家族のために食事の準備を頑張らなくては」と、毎食のように量も品数も作りすぎてしまう人がいます。
最近は「映え」という言葉があるように、SNSなどで視覚的にはっとするような食事を目にする機会が増えたことから、「きっとどの家庭でもこれぐらいの食事を準備しているに違いない」といった誤った思い込みを抱きやすいのです。
「これぐらいの食事を用意するのは当然」と、食事に対するハードルが上がってしまうと、食材にもこだわりが増え、結果として食費の増加にもつながります。
作る量を増やしすぎてしまうことは、結果としてフードロスにもつながりますので、適切な体重管理のためにも、腹八分目で済ませられる程度の食事量をキープするように心がけましょう。
4 買い物に行きすぎない
買い物に行く頻度が多すぎる人も、「これはお得だから買っておこう」と目移りする可能性が高くなりますから、知らないうちに食費が増えてしまう傾向があります。
「買い物に行きすぎ=買いすぎ」という方程式があるのではないかというほど、買い物をする頻度が高い人ほど食費が高いのです。
毎回買い物に行く前に献立を作り、買うものをリストに書き出すということまでする必要はありませんし、1週間分をまとめて買わなくてはならないという厳格なルールを作る必要もありません。
しかし、買い物の頻度がつい多くなりすぎてしまっている人は、買い物の頻度を週に1、2回減らすだけでも食費の節約につながることを意識しましょう。
「○○しすぎ」を見直して食費の節約につなげよう
大きな食費の節約が苦手な人は、ちょっとした習慣を見直すことで食費の節約につなげることができます。知らないうちに食費が高くなりがちな人は「○○しすぎ」なことが多いもの。「○○しすぎ」な部分を適正な範囲内におさめるようにすることから始めてみてください。
やりすぎてしまっていることを少し減らすだけですから、それほど大きなストレスを感じることなく、食費の節約にもつなげていけるはずですよ。