教えてくれたのは……うえこーさん
ハウスクリーニング専門の会社を設立し、関西を中心に様々な物件のお掃除を請け負う。家庭にある身近な汚れを簡単に落とす方法を発信中!
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網戸の掃除はタオルの水拭きだけではNG!
網戸をタオルで水拭きすると、キレイにできた場所と汚れが落ちていない場所でムラができてしまいます。
網戸は「網目状」でガラスのように平らではないため、水拭きすると汚れがスッと拭き取れず、汚れを引っ張る形になってしまい、網戸を斜めから見ると網のスキマに汚れが残ってる状態になります。
タオルと水が入ったペットボトルで網戸がキレイになる
タオルの水拭きだけでは汚れが落ちづらい網戸。実は網戸専用の洗剤を使わなくても、キレイになるんです。
掃除の手順は3つで、とってもカンタン! タオルと水を入れたペットボトルがあればできます。タオルはご自宅にあるモノならOK! でも手ぬぐいは生地が薄くて毛がぬけやすいので、オススメしません。ペットボトルは使いやすい容量のモノを準備してくださいね。
手順1.網戸の1番上から水をかける
網戸の1番上から下へ、ペットボトルに入れた水をまんべんなくしっかりとかけていきます。このとき部屋の中に水が入らないよう、窓ガラスを閉めて作業をするのがポイントです。網戸全体にまんべんなく水がかかるように、少しずつペットボトルを下に下げていきながら、網戸の左から右へ水をかけていきましょう。
上から水を流すことで、網戸の表面や網目の間の汚れを落とすことができます。
水道からホースが届かない場所に網戸があるおうちもありますよね。水を入れたペットボトルを網戸の掃除に使うと、ホースが届かないという不便さがなくなり、ラクに掃除ができます。
手順2.水でぬらしたタオルで網戸の裏・表を優しく擦る
網戸が乾かないうちに、水でぬらしたタオルで拭きます。
「手順1」では網戸の表面の汚れを水で落としました。でも網戸には、湿気などで硬くなった砂ぼこりがついている場合もあります。最初に水をかけたことで、硬くなった汚れは浮くので、ぬれたタオルで優しく擦るだけで取ることができます。
※網戸を強く擦っても意味はないので、優しく擦りましょう!
網戸の裏側も忘れずにぬれたタオルで擦ります。部屋の中から窓ガラスを開けて、網戸の反対側(裏側)も掃除をします。同じ部分をぬれたタオルで2〜3回擦る程度でOKです。
手順3.網戸が乾く前にもう一度水で流す
網戸が乾く前に、もう一度網戸全体に上から順番に水を流して完了です。
水を流したあとは、ぬれた網戸を自然乾燥させてもOK。
手の届きにくい場所にある網戸の掃除には?
手の届きにくい場所にある網戸。そんなときは、タオルの代わりに持ち手の長いクイックルワイパーのようなモノで掃除するのがオススメです。またペットボトルの代わりに、霧吹きで網戸の汚れを浮かせてから、クイックルワイパーのようなモノで汚れを拭き取るとやりやすいかもしれません。
大切なポイントは「こすらない」と「乾く前に作業をする」
ぬれたタオルと水で掃除したあとにタオルで拭き取ると、タオルに汚れがつきません。キレイに掃除ができていますね。掃除の大切なポイントは2つあります。「網戸をタオルで強くこすらない」と「水でぬらした後は乾く前に作業すること」です。
窓の周りに荷物を置いている場合や、床をぬらしたくない場合。また届きにくい場所に網戸があるときは、ペットボトルのかわりに霧吹きを使うのがオススメです。
部屋の空気の入れ替えのためにも、網戸はキレイにしておきたいですね。ぜひ、水洗いでラクに掃除をしてください。
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