教えてくれたのは……うえこーさん
ハウスクリーニング専門の会社を設立し、関西を中心に様々な物件のお掃除を請け負う。家庭にある身近な汚れを簡単に落とす方法を発信中!
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お風呂の床汚れの原因は皮脂汚れや石けんカス、水アカ
お風呂の床は毎日体を洗うので、汚れがたまりやすい場所です。「お風呂の床汚れの原因は皮脂汚れや石けんカス、水アカがついていることです。皮脂汚れはどの家庭にも残っています」と話す、うえこーさん。
お風呂の床汚れがひどいときは、どのようなお掃除方法がいいのでしょうか?
そこで今回は、できるだけ汚れにあった洗剤と、傷が付きにくい道具をご紹介します。置く時間もいれて、15〜20分で汚れを落とせるお掃除方法です。
使う洗剤はキッチンマジックリン
汚れがひどいお風呂場の床掃除には、スポンジとキッチンマジックリンがおすすめです。汚れがひどくない場合は、 普段はお風呂用の洗剤で十分です。
キッチンマジックリンはキッチン用の洗剤ですが、皮脂汚れを溶かす成分がほかのお風呂用洗剤と比べて強いのと、石けんカスも柔らかくして落ちやすくしてくれます。
お掃除の際は、ゴム手袋と長靴も忘れずにお使いください。
1.〈床が乾いた状態で〉スポンジで床全体をこする
まずは乾いた床全体を、お風呂の床専用のスポンジでこすります。床をぬらす前に行う理由は、スポンジでこすることで汚れの表面に傷をつけて、水や洗剤をしみ込ませやすくするためです。
そのまま洗剤をかけても、汚れの表面に膜が張ってあるような状態で汚れの中に水や洗剤が含みにくくなります。最初はしっかりとスポンジとブラシを使って、汚れをこすっていきます。
2.〈床が乾いた状態で〉柔らかいスポンジ使って床全体をこする
さらにやわらかいスポンジを使って、床全体をこすります。やわらかいスポンジは表面をこすっていくのに使います。硬いスポンジでは床が傷だらけになってしまうので、やわらかいスポンジも使って、床全体をこすります。
3.〈床が乾いた状態で〉ブラシを使って隅をこする
床の隅も忘れずに、ブラシを使ってこすってください。
4.ぬるま湯を床全体にかけて5分ほど待つ
シャワーで床全体にぬるま湯をかけ、汚れに水を含ませるために5分ほど待ちます。水温が冷たすぎると、皮脂が溶けにくくなります。冷水よりもぬるま湯くらいがおすすめです。
5.〈床がぬれている状態で〉マジックリンをたっぷりふりかけて床をこする
床がぬれている状態でマジックリンをたっぷり振りかけて、スポンジとブラシでこすっていきます。床が乾いた状態で洗剤だけでこすっては、汚れに洗剤が反応しませんし、素材を傷めてしまう可能性があります。
スポンジで床をこするときは同じ場所を目地に沿って何度もこすりますが、適当にバァーっとこすっては汚れが取れません。“10回ぐらい同じ場所をこすって次の列”を繰り返すように、床をこすります。
洗剤が濃すぎても床の汚れが落ちにくくなるので、たまにシャワーで水を流してください。
床の隅もブラシを使ってこすります。
6.シャワーでしっかり流す
シャワーでしっかりと洗剤を流して、完了です。お掃除が終わったあとは、ジメジメしてるとカビが発生しやすくなるので、換気扇はつけておくのがおすすめです。
おすすめの掃除道具
今回お掃除に使った掃除道具をご紹介します。どんな道具を使ったらいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみください。
お風呂の床専用のスポンジ
今回使うスポンジは、ブラシスポンジを使います。ホームセンターや薬局などにいろいろな種類のブラシスポンジが売られています。
先が細いブラシになっていて、狭い溝にもしっかりと入って床を傷をつけることがなく、汚れを落とすことができます。もしない場合は、床の目地に入るブラシがおすすめです。
やわらかめのスポンジ
やわらかめのスポンジは、表面をこすっていくのに使います。あまり硬いスポンジでは傷だらけになってしまうので、やわらかいスポンジを使っていきます。
ブラシ
隅や角をこするのに使う、ブラシです。100均などで売っているのでお掃除ができます。
石けんカスでツヤが隠れていた床も、しっかりと汚れを落とせました。床の溝に詰まっていた石けんカスや皮脂、水アカの汚れも落とせます。
お風呂の床掃除が後回しになっていたのでしたら、ぜひお掃除の参考にしてみてはいかがでしょうか?
※キッチンマジックリンは本来台所の掃除用品で、台所掃除以外の用途は推奨されておりません。今回は掃除に知識のある方独自の掃除手法となっておりますので、キッチンマジックリンの使用上の注意をしっかりお読みいただき、自己責任でお願いいたします。
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