ちょっとおさらい<マンスリーとウィークリー>
前回の記事では、見開き1ヵ月のカレンダータイプの「マンスリー」と、見開き1週間のウィークリー(メモタイプ・レフトタイプ)についてご紹介しました。
マンスリーは、月ごとのシフト勤務をしている人や、出張や夜勤などの家族のスケジュールも記入したい人、日々のルーティーン以外にイレギュラーなタスクが少な目な人にオススメです。対して、ウィークリーは、月ごとではなく曜日でパートや習い事などの予定が決まっている人に適していて、メモタイプはON/OFFともに1冊でまとめやすく、レフトタイプは予定もメモもバランスよく記録したい人に重宝です。
※ サンプル手帳…NOLTYワイド1(1411)(画像は2022年4月はじまりのものです)
時間を見える化!<バーチカル>
バーチカルは写真のように、時間軸が縦に取られているのが特徴です。見開き2ページで1週間の予定を把握することができるため、アポイントの多い人やダブルワークをしている人にオススメです。
※ サンプル手帳…NOLTYキャレルB6バーチカル2(画像は2022年4月はじまりのものです)
日付けシールは、マークス 水性ペンで書けるマスキングテープ ミシン目入り 手帳デコ
あともう1つ、時間管理することができるため、例えば新しく何かを始めたい人、資格試験などの目標があり準備のために時間が必要な人にも使ってもらいたいタイプです。見開き2ページに、まずは仕事やルーティンの予定を書き込み、1週間を俯瞰して見つめ、空き時間を見つけることができます。何気なく使っていた通勤時間や帰宅後にソファでスマホを手にして過ごしていた時間を、スクールやオンライン学習に費やせることに気づくでしょう。空き時間を見出し、アクションを起こすことができれば、目標達成までの目途が立ち、モチベーションにもつながります。
ビジネス使いの<バーチカル>
いわゆる「働き女子」を想像させるのが、こちらのサンプル。「こんなにたくさん書けないわ!」「私、こんなに忙しくないなぁ…。」という声が聞こえてきそうですが、実はよく見てみると、実際にバーチカルとして時間軸をしっかり使い込んでいるのは、9時から18時までのみ。2本の水色のラインで区切られていて、上部にはその日のタスク、下部には勤務後の予定やシールのシンプルデコで飾られています。また、黒ペンでは仕事のスケジュールやタスクを記入し、緑のペンでプライベートな予定やひとことコメントを添えています。
そして、注目すべきは…eラーニングや英語の勉強の時間を見つけているところ。職業上のスキル獲得や語学のブラッシュアップにひと役買っているのがわかります。
※ サンプル手帳…NOLTYワイド3(1413)(画像は2022年4月はじまりのものです)
プライベート使いの<バーチカル>
こちらの手帳は、比較的時間に余裕のあるユーザーのものですが、外食の様子やお出かけ、日々の体調管理のために睡眠時間を記録するなど、主に「自分ログ」に使っています。特に楽しいのが下段のコーディネートログ。スケジュールの入らない時間帯のスペースを利用して、日々のファッションをイラストで記録しています。こうすれば「同じ人と会う時に同じ服を着てしまう」という失敗を防げそうです。それにこうして記録しておくと、衣替えのときに「そういえば、こんな服あったよな…」という捜索?にも役立ちますし、よく似た服をネットで買ってしまう…というクセのある人(私です!涙)の無駄遣い予防にもなるかもしれませんね。
※サンプル手帳…トラベラーズノート週間バーチカルフリー(画像は2018年のものです。)
<バーチカル>でタイムマネジメント
私の場合、フリーランスのライターとして活動しながら、一切家事をしない夫(冷蔵庫も開けない!)と20代の息子と娘の4人暮らしをしているため、家事の時間を確保しなければなりません…。マンスリーやウィークリーに「Zoom10時」「●●社原稿締め切り」などと書いているだけでは、いつ家事の時間が確保できるのかが不明で、かなりストレスが溜まったため、いくつかの案件が重なる日には、バーチカルに予めスケジュールを記入しています。
取材や打ち合わせのための移動時間も記入しておくと「この移動中にあの資料を読もう!」「この合間に夕飯のメニューを決められる!」と、移動中にタスクを完了できます。小さな小さなことですが、タスクの□を塗りつぶすと頭も心もスッキリ!するので、できるだけ頭に浮かんだことは全て、こんな風に文字にして書き出します。
※ サンプル手帳…ほぼ日手帳カズン(A5)(画像は2022年1月始まりのものです。)
「手帳もいいな」と思ったら…
スケジュール管理だけでなく、自分ログやスキルアップのための時間の確保、タイムマネジメントにも「手帳が使える!」ことをわかっていただけたでしょうか?
■プライベート使いの<バーチカル>サンプル手帳画像を提供してくださったのは、手帳プランナーmiyuさん。(https://www.instagram.com/miyu.hanaya/)オリジナルの手帳で「心をゆるやかに整える」メソッドを提唱されています。
■カバー画像とビジネス使いの<バーチカル>サンプル手帳画像を提供いただいたNOLTY(能率手帳)(https://nolty.jp/)さんのサイト、Instagram(https://www.instagram.com/nolty_official/)は、さまざまな種類の手帳や使い方のアイデアの宝庫!「中の人」動画は特にオススメです。