NGワードに気を付ける
「こんなものいる?」「捨ててもいいよね?」といったような、相手の価値観を否定するような言葉は使わないように、十分気を付けましょう。まずは、相手の価値観を認めたうえで、片付けることで起こりうるメリット、片付けないことで起こりうるデメリットを、冷静に伝えて、「家族みんなが心地いい空間にする!」というゴールを共有できるように、コミュニケーションをとっていきましょう。
勝手に捨てない
家族のモノを、勝手に捨てることは絶対にしないようにしましょう。捨てるときは相手の意思を尊重して、モノの「いる」「いらない」は持ち主本人が決めるようにします。無理に捨てさせようとすると、相手は余計にガードしてしまいます。家族の価値観を受け入れることが、何より大切なので、勝手に捨てることは避けましょう。
簡単な仕組みづくりで家族を片付けに巻き込む
「お母さんあれどこ?」ともう聞かれたくない……。それが、私が家の中を片付けようと思った一番の動機です。家族の誰か一人が片付け係になってしまうのは、避けたいですよね。自分のことは自分でする、そんな当たり前のことが、なかなかに難しいものです。家族に片付けてもらうには、片付けの仕組みを作る必要があります。それもできるだけ、簡単な仕組みにしておくと、家族も片付けてくれるようになります。片付けの仕組みを作る際に、家族に「これなら片付けできそう?」「この収納法は面倒?」と、聞きながら進めてください。放り込むだけ、掛けるだけといった簡単な収納の仕組みなら、家族も片付けてくれるようになりますよ。
家族に意見を聞いてみる
暮らしている中で、必要なモノを取り出すのが面倒と感じていたり、ここにコレが収納されていればもっと便利なのに、といったように、家族が困っていることや要望ががないか、意見を聞いてみましょう。思いがけない視点があったり、気付きがあること間違いなしです。お互いの価値観を理解するためにも、片付けについて、家の中の空間について、家族の話題にあげてみましょう。
片付けの第一歩を踏み出して片付けの連鎖を生み出そう
まずは、ご自身のモノに集中して、片付けの第一歩を踏み出しましょう。集中して片付ける姿を見せ、片付いた空間を体感してもらうことが、一番効果があり、説得材料になります。不思議なもので、片付けは連鎖します。片付けをする行為そのものは、腰が上がるまでは面倒かもしれませんが、片付いていない空間に身を置くより、片付いている空間に身を置く方が気持ちがいいのは当然のこと。是非、素晴らしい片付けの連鎖を生み出すためにも、あなたが片付けの第一歩を踏み出してください。
家族の価値観を理解して受け入れ、共有して家族で協力して家の中を片付けることで、空間が変わり、暮らしが変わり、家族の関係性も変わっていきます。家族みんなが暮らしやすい家の為に、片付けの第一歩を踏み出してみませんか?