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「ママまたお仕事?」子どもに言われて胸が痛くなる……そんなときに思い出したい3つのコト

家族・人間関係

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 「ママまたお仕事?」子どもに言われて胸が痛くなる……そんなときに思い出したい3つのコト

2022.11.22

臨床心理士・公認心理師のyukoです。「最近1人で遊ばせてばっかりかも」「TVやタブレットの時間長いかな」「本当は寂しい気持ち我慢してるのかな」仕事に家事に追われていると、子どもとの時間が十分取れないときもありますよね。そんな中で、こんなお母さんで大丈夫なのかなと感じる瞬間も あるのではないでしょうか。子どもとの時間を十分に取れていないとき、思い出したい大切なことを考えていきます。

寂しそうに遊んでいる後ろ姿に胸がぎゅっとなる......

「ちょっとあっちで遊んでて」「ママ忙しいから」

そうは言ったものの、1人で大人しく遊んでいたり、TVをじっと見ている姿を見ると申し訳なさや罪悪感が......。
それでも夕飯づくりや洗濯、掃除、残っている仕事など、やるべき業務が迫ってくると、育児が後回しになるときもありますよね。
大人しい子や物わかりのよい子ほど、不満や文句を言わず、余計に申し訳なく感じやすいかもしれません。

ひとりで遊ぶ子ども出典:stock.adobe.com

毎日十分子どもにかまってあげないと、心の成長に悪い影響があるのか。
常に子どもの傍にいてあげていない親はよくないものなのか。

忙しいときこそ思い出したい子どもとの関わり方を考えます。

子どもにかまってあげられないときに思い出したい3つのこと

大切なのは長さではなく濃さ

仕事が忙しくて子どもにかまってあげられていないと、”やっぱり仕事辞めた方がいいのかな”と迷うときもあるかもしれません。
たしかに、家にいてあげる時間が長いと、子どもと向き合える時間も増えますよね。

ただ、大切なのは子どもと向き合う時間の濃さです。

  • 子どもといろんな話をする通園時間の15分
  • 一緒にお風呂に入る30分
  • 一日の出来事を話しながら食べる夜ごはんの30分
  • 寝る前に本を読んであげる15分

お風呂上りに会話する親子出典:stock.adobe.com

ながら返事や生返事で長い時間を過ごすよりも、短い時間であっても、目を合わせて子どもの話を聞き、一緒に会話する時間が数十分でもあるのが大切です。

こだわりやルーティンを見直してみる

丁寧でしっかりしたルーティンや生活の中でのこだわりが多いと、時間に追われやすくなります。
色んなご家庭を見ていると、便利な家電を使ったり夫婦分担のルールを作ったり、効率よく時短をしている方もいらっしゃいます。

例えば

  • 「夜ご飯は必ず一汁三菜」のこだわりを「週に2回一汁一丼」にする
  • 「平日仕事帰りの買い物」ルーティンを「週末まとめ買い」に変える
  • 「洗濯担当はママ」から、「洗濯物を干して回すのはママ、取り込んで片付けるのはパパ」にルールを変更する
  • 「子どもは9時に絶対就寝」の決まりを「金曜日と土曜日は9時半まで延長し、ゲームや本を読んで一緒に過ごす」に変更する

ゲームをする親子出典:stock.adobe.com

もちろん、各々の家庭の事情によって、ルールが決められていたり、崩せないルーティンがあると思います。
身近にいる方に、「どんな家電が時短に役立つ?」「どうやって分担のルールを決めてる?」など相談してみると、新しい発見があるかもしれません。

色んな家庭の案を参考にしながら、なんとなく決めているこだわりやルーティンを見直してみてください。

「完璧な母親」でいる必要はない

少しずつ夫婦協働の意識が根づいてきたとはいっても、いざ子どもに問題が起きたり、家事が上手く回っていないと「母親がしっかりしていないから」と結論づけられやすいように感じます。
また、周囲から言われなくても、「母親が子どもの近くにいるのが当然」「母親が家庭を守っていくもの」という意識が心の中にあると、自分を責めやすくなるもの。

ですが重要なのは「完璧な母親」でいようとするのではなく、「不完全さを認め、自分も子どもも大切にする姿」。

いっぱいいっぱいになりながらも寄り添おうとしてくれている姿や、ちょっと不器用なところもあるけど頑張っている姿を、子どもはわかっています。
そして、「何かを犠牲に無理する姿」ばかりでなく「できる範囲で頑張る姿」を見せていけると、子どもも、のびのびと育っていけるのではないでしょうか。

足りないものより、できているものを数えていく

遊ぶ親子出典:stock.adobe.com

「もっと子どもと遊ぶ時間があれば」「もっと収入があれば」と、足りないものに目を向け、悩んだり悔んだりするときもあるかもしれません。
ですが、今まで頑張ってきたことや、今精一杯取り組んでいる日常にも目を向け、自分への目を甘くしてみてください。


著者

yuko

yuko

臨床心理士・公認心理師。現在は小児の総合医療センターと大学の心理教育相談センターにて勤務。児童期から思春期の子どもへのカウンセリングやプレイセラピー、子育てに悩む保護者の方への育児相談を専門にしています。色彩心理学やカラーコーディネートについても学んでおります。