教えてくれたのは……岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん
東京で飲食店を複数手がける人気料理人。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信。著書に『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』(KADOKAWA)。
極厚フレンチトースト
材料
食パン(5枚カット)……2枚
サラダ油……15g
無塩バター……15g
〜フレンチトースト液〜
卵……1個
牛乳……40g
生クリーム……20g
グラニュー糖……8g
ハチミツ……5g
バニラオイル……4滴
〜トッピング〜
有塩バター……1個
メープルシロップ……適量
※しっとり、ふわふわ、とろとろの食感を保てるよう、厚切りの食パンを選びましょう。
ポイント1:2枚の食パンを使って厚みを出す
1.パンの耳を落とします。
耳は少し厚めに切り落とすことで、2枚の食パンの大きさをそろえることができ、きれいに仕上がります。
食パンを切るときは、包丁の切っ先を使うことにより、摩擦を減らし、食パンの形を崩さずに切ることができます。
耳は、油で揚げて砂糖をまぶしておやつにしたり、ミキサーで砕いてパン粉にしたり、クルトンにしてサラダにかけたりして食べられます。
2.バターを切ります。
バターも包丁の切っ先を使えば、バターが包丁から取れやすいです。
ポイント2:空気が入らないようホイッパーをボウルの底につけて
3.フレンチトースト液を作ります。
まず、安定して作業できるよう、濡れ布巾などを敷いて、その上にボウルを置きます。
ボウルに卵を割り入れたら、卵、牛乳、生クリーム、グラニュー糖、ハチミツ、バニラオイルを入れて、混ぜ合わせます。
ホイッパーをボウルの底につけながら、できるだけ空気が入らないよう、卵を切るようにして混ぜます。
殻が混ざらないよう、ザルでこします。
ポイント3:まんべんなく液をかけて、2枚を一体化させる
4.食パンの幅をそろえて置き、液をかけていきます。
まず、2枚の食パンをくっつけるために、食パンと食パンの間に液をかけます。
次に、2枚を重ねた状態で、上から液をかけます。こうすることで、手が汚れにくいですし、食パンが崩れにくくなります。
裏返して、2枚の上から液をかけます。
あとは、パン全体に液が染みこむよう、まんべんなくかけていきます。
パンの側面にも、かけ漏れがないようにしてください。液体は、すべてパンに吸収させます。
ポイント4:弱火でじっくり火を通す
5.フレンチトーストを焼いていきます。
フライパンにサラダ油とバターを入れ、弱火~中火にかけます。
バターが溶けたら、弱火にし、フレンチトーストを入れます。
中火から強火にすると、表面だけ焦げてしまうので、弱火でじっくり火を通していきます。
フライパンと接触している面の縁がきつね色になったら、裏返します。
裏返すときは、火傷をしないよう、手袋やキッチンペーパー、フライ返しなどを使ってくださいね。
側面も立てて、しっかり焼いていきます。
食欲をそそる色になるまで、全体を香ばしく焼いていきます。
程よい焼き目がついて、中までしっかり火が通ったら、火を止めます。
6.皿をレンジなどで温めてから、盛り付けます。
最後に、バターをのせて、メープルシロップをかけたら、こんがり、ふわとろジューシー、フレンチトーストの完成です。
この肉厚感がたまらないですね~。
まわりはサクッと香ばしく、中はふわふわトロトロ。中までしっかり味がしみこんでいて、めちゃくちゃおいしくなります。
この感動体験を、ぜひ皆さんも味わってください!
詳しくはこちらの動画で!