「トイレのニオイ」自分では気づいてないかも…。見落としがちな“掃除すべき4つの場所”とは?

家のこと

stock.adobe.com

2023.01.14

トイレ掃除はしているけれど、意外と気になるのがこもったニオイ。別のおうちやお出かけ先のトイレで気になるように、毎日使っているトイレは、自分ではニオイに気づかないこともあるかもしれません。「そのニオイは4つの場所が原因かもしれませんよ!」というのはお掃除のプロ、タスカジのみけままさん。今回は、トイレのニオイを取るカンタン掃除方法について教えていただきました。

広告

教えてくれたのは……タスカジのみけままさん

みけままさん

家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。大手ハウスクリーニング会社に15年勤務していた経験を生かしたテクニックで、家中の汚れをピカピカに。レビュー評価が圧倒的に高く、熟練の掃除ワザでリピーター続出。タスカジの講座の講師としても活動している。取材歴多数。

トイレのニオイ対策には「クエン酸スプレー」

トイレの気になるニオイ出典:www.photo-ac.com

トイレの中のこもったニオイが気になったら、まずはどんなニオイかを把握することからスタートしましょう。
最も多い原因は、やはりアンモニア臭。まわりに飛び散った尿汚れや、それが固まって結晶化した尿石から臭うことが大半です。なんとなく全体をお掃除するのではなく、一度「その汚れがどこにあるのか?」を見極めるのも大切なポイントです。

トイレのニオイ対策には「クエン酸スプレー」

アンモニア臭を取るために使うのは「クエン酸スプレー」ひとつあればOK!
アンモニアはアルカリ性なので、反対の性質をもつ酸性のクエン酸が効果的です。クエン酸には消臭・除菌効果があり、ニオイ対策として有効ですよ。

100円ショップなどに販売されている市販のクエン酸水や、または、水200mlに小さじ1のクエン酸の粉末を混ぜたものを用意してくださいね。

意外と見落としがち!トイレのチェックすべき「4つの場所」

トイレ掃除のチェック場所

こまめにお掃除していても意外と汚れが溜まっているのが、下記の4つの場所です。いずれも、尿はねがしやすい場所にもかかわらず、見逃して放置してしまいやすい場所でもあります。

  • 「便座」……便座の表裏、フタの裏、便座と便器のつなぎ目部分
  • 「便器まわり」……ふち裏、便器と床のつなぎ目部分
  • 「壁」……とくに便器が近い下の部分
  • 「温水洗浄便座まわり」……ノズル部分、便器と温水洗浄便座の接合部分

怪しいな、と感じるところはないかをチェックして、クエン酸スプレーできっちりお掃除してみましょう!

クエン酸スプレーを使ったトイレ掃除方法

クエン酸スプレーを使った、4つの場所のお掃除方法をご紹介します。

便座・便器まわり

クエン酸スプレーでトイレの便座・便器まわり掃除

便座と便器まわりは同じ方法でおこないます。
トイレットペーパーにクエン酸スプレーを適量吹きつけ、汚れが気になる部分を拭きあげます。つなぎ目などの汚れが見えにくい部分も、念入りに拭きあげてくださいね。

クエン酸スプレーでトイレの壁掃除

固くしぼったクロスやぞうきんにクエン酸スプレーを適量吹きつけ、汚れが気になる部分を中心に拭きあげます。
壁をトイレットペーパーで拭くとポロポロとゴミが出てお掃除が大変になってしまうので、クロスやぞうきんを使うのがおすすめです。100円ショップなどで販売されている、使い捨ての「クエン酸シート」なども活用すると便利ですよ。

温水洗浄便座まわり

温水洗浄便座まわりは尿石汚れが固まっていて、拭き掃除だけでは落ちないこともあります。
固まった汚れの場合は「クエン酸パック」をおこないましょう!

1.汚れにクエン酸スプレーを吹きかけてトイレットペーパーで覆い、その上からさらにクエン酸スプレーを吹きかけます。
※覆う際にラップを使うと、間違って流してしまってトイレの詰まりの原因になる恐れがあるので、トイレットペーパーがおすすめです。


2.そのまま時間をおいた後にトイレットペーパーをはがし、使い古しの歯ブラシなどでこすり洗いしたら完了です。
クエン酸スプレーでトイレのウォシュレットまわり掃除1クエン酸スプレーでトイレのウォシュレットまわり掃除2

1回のお掃除でニオイが消えない場合は、クエン酸スプレーを使ったお掃除を何回か継続してみるとよいと思います。クエン酸スプレーは、常にトイレに用意しておくとサッと掃除に使えて便利ですよ!

※クエン酸は酸性なので、塩素系洗剤と混ざると有毒ガスなどが出て危険な場合があります。使用上の注意を確認してから使用してください。

取材協力:タスカジ

広告

著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告