うちの子は中学受験したほうがいい?子どものタイプ別で考える“受験との相性”

家族・人間関係

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2022.12.14

臨床心理士・公認心理師のyukoです。小学校中学年あたりから、中学受験を検討される親子は多いのではないでしょうか。入りたい部活があるから、兄弟姉妹が通っているから、校風がよいからなど、受験の理由は様々。では一方で、子ども本人と受験の相性はどうでしょうか。子どものメンタル面や性格傾向など、少し心配に思われてる方も多いようです。子どものタイプから、受験との相性について考えていきます。

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何を判断材料にすればいい?

大学進学に有利、子どもに合った校風と感じる、中高一貫に魅力を感じる。

子どもが小学校のうちに行う中学受験は、親御さんの意思によって決める家庭も多いかと思います。

また、個別で話を聞いていると、「従兄弟が通っていて楽しそうだから」、「塾の先生に勧められたから」、「子ども本人が制服に憧れて」などの理由もききます。
子どもの将来への期待が膨らんでくると、わくわくした気持ちにもなりますよね。

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一方、中学受験は気になっているものの、”果たしてうちの子は受験が向いているのか”、”受験勉強に耐えられるのか”を悩まれる親御さんも多くいるようです。

どんな子が受験に向いているのか、中学受験と子どもとの相性を考えていきます。

中学受験を決める前に見極めたい子どもの4つのタイプ

早咲きタイプか、遅咲きタイプか

やはり一番初めに考えたいのは子どもの学力。
教科によって、分野によって、できが異なる子もいると思いますが、全体的な傾向を見てみてください。

やはり、小学校の勉強内容には余裕をもってついていけている子、少し物足りなく退屈に感じている子くらいでないと、中学受験の勉強内容は厳しいかと思います。

もっと高度な勉強をしたい、新しい知識をどんどん入れたい、という子であれば、中学受験の勉強に前向きに取り組めるでしょう。

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一方、小学校ではコツコツと基礎を固め、年齢とともに興味や学習内容を深めていける、遅咲きタイプの子は、高校受験の方が向いているかもしれません。
本人に合ったタイミングで、本人のモチベーションの下で培われる学習は、将来へと繋がるものになります。

競争に燃えるタイプか、競争が苦手なタイプか

受験勉強をする中では、模試で順位が明確になったり、塾のクラス分けで成績が一目瞭然となるなど、常に競争が隣り合わせ。
数字で現実を受け止め、苦手を克服しながら勉強し続ける精神力が欠かせません。

勉強に競争が伴うことでやる気がでるか、それとも比較されると負担になるか。
子どもの性格を考慮して検討する必要があります。

体力があるタイプか、負荷をかけると体調を崩しやすいタイプか

受験には精神力だけでなく、体力も必要になってきます。
通塾や土日の模試、講習への参加など、受験に対応したスケジュールをこなしていかなければいけません。
長時間授業を受け、自主学習もできる十分な体力がありそうか、長期的な視点で考えるのが大切です。

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また、多くの学校は冬に試験が控えています。受験当日まで体調管理をして、本番に臨めるかも大事な点です。

モチベーションを自分でもてるタイプか、受け身の姿勢になりやすいタイプか

親に勧められて考え始めた受験であっても、自分の中でモチベーションを作れるかどうかは大切です。
着たい制服や、頑張りたい部活、憧れの綺麗な校舎でもなんでも、「本人が魅力を感じられるか」が肝心。

たしかに、親や教師が勉強スケジュールを管理し、できていないところを見て次々に課題を提示するなど、「詰め込み型」学習もありますが、「勉強=苦痛」なものと定着しやすいのがデメリットです。

また詰め込み型だと、応用が利きにくく、私立に進学したとしても勉強についていけない子もいます。
そして何より、「やらされた」「決められた」感覚が強いと、いざ私立中学に入学できても、学習や通学のモチベーションが低くなってきてしまいます。

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自分から取り組む「能動的姿勢」が持てるかどうかも重要になってきます。

大切なのは「共有の積み重ね」

中学受験を乗り越えるには、親子の情報共有が大切です。

志望校の決定や通塾日数などだけでなく、「成績が下がったことをどう受け止めているか」「毎日の勉強はどれくらい負担になってるか」「興味をもって勉強できているか」など、本人の気持ちや意欲も共有していく必要があります。

子どもに寄り添いながら、本人に合った進路を選択していけるといいですよね。

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著者

yuko

yuko

臨床心理士・公認心理師。現在は小児の総合医療センターと大学の心理教育相談センターにて勤務。児童期から思春期の子どもへのカウンセリングやプレイセラピー、子育てに悩む保護者の方への育児相談を専門にしています。色彩心理学やカラーコーディネートについても学んでおります。

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