教えてくれたのは……岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん
東京で飲食店を複数手がける人気料理人。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信。著書に『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』(KADOKAWA)。
究極の卵かけご飯「地雷メシ」の作り方
卵かけご飯は、ほかほかの白ご飯に生卵をのせて、しょうゆをたらして食べるだけでも、とってもおいしいですよね。
プロの料理人であるこうせいさんは、そのふつうの卵かけご飯をさらに上回る「究極の卵かけご飯」を開発。ポイントは、薬味がたっぷり入ったタレに卵黄を漬けること。黄金に輝く卵黄をご飯にまとわせ、一口食べると、とてつもない幸福感におそわれます。
その秘伝のレシピはこちら!
材料
- 卵黄…7個
- みりん…300g
- 濃口しょうゆ…160g
- ごま油…10g
- かつおだしの素…3g
- ショウガ…25g
- ミョウガ…3個
- 長ネギ…65g
1.みりんのアルコールを飛ばす
みりんを鍋に入れて火にかけ、1分~1分30秒くらい沸騰させ、アルコールを飛ばします。アルコール臭がしないか、または大人が味見をして、アルコールの味がしないかチェックして、アルコールが飛んだか判断してください。
アルコールなので、強火にすると火が付いたりして危ないので、ご注意ください。
2.みりんをタッパーに移し、調味料を加え、粗熱を取る
みりんを入れ、しょうゆ、かつおだしの素を加えて混ぜ合わせたら、ごま油も加えて混ぜ、粗熱を取ります。
3.ショウガをみじん切りにする
まず、出っ張っている部分と乾燥している部分を切り落としてから、皮をむいていきます。
ショウガを薄切りにしてから、きれいに寝かせて並べて千切りにし、それをさらにみじん切りにします。みじん切りにしたショウガは、漬けダレに入れます。
4.ミョウガをみじん切りにする
ミョウガは乾燥している根本の部分を切り落としてから半分に切ります。さらに、左右横に数回切り込みを入れてから、縦に薄く切っていくと、千切りになります。
千切りを横にして置き、みじん切りにします。みじん切りにしたミョウガは、漬けダレに加えます。
5.長ネギをみじん切りにする。
まず、根本と青い部分を切り落とします。包丁がまな板に対して垂直になるよう長ネギを斜めにおきます。包丁の刃元を10円玉3枚分くらい浮かせた状態で、長ネギに斜めに切り込みを入れていきます。
端まで切ったら、長ネギを裏返し、反対側も同様に切り込みを入れていきます。この切り方を「蛇腹切り」と言います。
あとは、長ネギを半分に切って並べて置き、端から小口切りの要領で切ると、みじん切りになります。最後に、包丁でザクザクとさらに細かく切ります。
長ネギのみじん切りをタレに加えて軽く混ぜたら、漬けダレの完成です。
6.漬け卵黄を作る。
卵黄のみをタレに入れていきます。卵白は、お菓子作りなどに使うことができます。
卵黄が乾燥しないように、また卵黄全体がまんべんなくタレにつかるように、上からピタッとラップをし、フタをして、冷蔵庫で3時間寝かせます。
漬け卵黄ができました。
7.盛り付ける。
茶碗に炊き立てのご飯をよそいます。
卵黄を2つのせます。
箸でくずして…
タレをかければ、できあがり!
口に入れた瞬間、粒が立ったご飯、濃厚な漬け卵黄、薬味が口の中で混ざり合って、一瞬パニックになるほどのおいしさです。脳内の幸せホルモンが分泌されて、とてつもない幸福感で満たされる感じがします。
この卵かけごはん、めちゃめちゃおすすめなので、ぜひ作ってみてください!