エアコンで電気代が高すぎる…。節電しながら部屋がしっかり暖まる「エアコン暖房の使い方」

家のこと

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2023.01.20

寒い時季にとくに気になるのが、エアコンの電気代。毎日のように使うエアコンの、健康寿命とも言える「設計上の標準使用期間」は10年って、ご存じでしたか? 新機種のエアコンは省エネ性能が大幅にアップしているそうですが、すぐに買い換えることは難しいかもしれません。そこでダイキンさんに、電気代の節約にもつながる、冬のエアコン暖房の上手な使い方を教えていただきました。

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もくじ

値上げラッシュの中、年間電気料金は2万1,302円も上昇
購入から10年以上のエアコンは、買い替えの検討を
冬のエアコン暖房の上手な使い方
ポイント1:床から暖める
ポイント2:スイッチをこまめにオン・オフしない
ポイント3:温度・湿度を上手に調整

値上げラッシュの中、年間電気料金は2万1,302円も上昇

値上げラッシュの中、月額電気料金(東京電力平均モデル※1)は、右肩上がりで上昇しており、2022年9月には、9,126円(規制料金※2の上限)に達したそうです。
年額(※3)で見ると、2021年は8万2,456円、だったのが、2022年は10万3,758円に。
1年間で、なんと2万1,302円も上昇しているんです。
電気料金は、今後もさらに値上がりする見込み。この冬も、節電が欠かせませんね。

エアコン料金上昇のグラフ出典:www.daikin.co.jp

※1 東京電力平均モデル:従量電灯B・30A契約、使用電力量:260kWh、口座振替の場合 ※2 規制料金:燃料費の高騰分を上乗せできる上限で、この金額を上回る値上げには政府の認可が必要(2022年10月時点で大手電力10社全てで上限に達し、値上げの申請が続いている) 
※3 年額の電気料金は、東京電力平均モデルの月額を足し上げたものを参考値として記載

購入から10年以上のエアコンは、買い替えの検討を

家庭用エアコンには「健康寿命」とも言える「設計上の標準使用期間」があるって、ご存じでしたか? その目安は、10年だそうです。

ダイキンの調査によると、過半数(50.6%)の家庭で、製造から「10年前後」か「12年以上」の、健康寿命を超えたエアコンが使われているそう。

購入から10年を超えるエアコンなら、省エネ性能が向上している最新モデルに買い替えるだけで、大幅な節電に。電気料金だけでなく、環境負荷も抑えられるようです。

古いエアコンとの比較出典:www.daikin.co.jp

冬のエアコン暖房の上手な使い方

新機種は買いたいけれど、「まだ買い替えはちょっと」という方も実践できる、エアコンの節電法4つを、ダイキンさんに教わりました。

ポイント1:床から暖める

暖かい空気は上の方に、冷たい空気は下の方にたまりやすい性質があります。そのため、暖房を使うと室内に温度ムラができやすく、人が過ごす床付近が暖まりにくくなるそうです。

そこで、必要以上に設定温度を上げずに、床付近も効率的に暖める方法が、次の2つ。

<風向は下向きに>

冷たい空気がたまりやすい足元に暖かい空気が届くよう、エアコンの風向は下向きにしましょう。
下向きに吹き出された暖かい空気は、自然と天井に向かって上がっていくため、足元から天井付近まで、暖かい空気を届けやすくなります。
ちなみに、冷房は暖房とは反対で、上向きの風向がおすすめだそうです。

風向きは下に出典:www.daikin.co.jp

<室内の空気をかき混ぜる>

空気清浄機や、サーキュレーターを活用し、足元の空気と天井付近の空気をかき混ぜましょう。これにより、室内の温度ムラが抑えられ、床付近も効率的に暖められます。

空気をかき混ぜる出典:www.daikin.co.jp

ポイント2:スイッチをこまめにオン・オフしない

部屋が暖かくなったり、短時間外出したりするたびにスイッチを切ると、節電のつもりが、かえって電力のムダ使いになる場合もあるそうです。

部屋にいる時は、エアコンの温度調節機能に任せたり、30分程度の外出であれば、エアコンはつけっぱなしにしたりするなど、スイッチのこまめなオン・オフは避けましょう。

こまめにオン・オフしない出典:www.daikin.co.jp

ポイント3:温度・湿度を上手に調整

人の体感温度には、温度だけでなく、湿度も大きく影響するそうです。湿度が20%変わると、体感温度は4℃も変わるのだとか。

暖房時は、設定温度が低めでも、湿度を高めることで、より暖かく感じられます。
そこで活用したいのが、加湿機能のあるエアコンや、加湿空気清浄機、加湿器。

とくに、加湿空気清浄機は、加湿に加え、先ほど紹介したように、空気をかき混ぜることもできるので、一石二鳥。

また、湿度が低いとウイルスが活性化し、湿度が高すぎると結露やカビの発生につながることもあります。湿度は、40~60%に保つのがいいそうですよ。

適切な湿度出典:www.daikin.co.jp

いかがでしたか? エアコンの買い替えや、上手な使い方で、この冬を快適に、省エネしながら過ごしたいですね。

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