「図書館で借りた本が消えた…」が無くなる!おうちで管理しやすい“図書館の本”の賢い収納術

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 「図書館で借りた本が消えた…」が無くなる!おうちで管理しやすい“図書館の本”の賢い収納術

2023.02.07

図書館で借りてきた本が、気づけば部屋の中で散乱していないでしょうか? せっかく借りたのにその置き場所に困ったり、返すときに慌てて探したり、借りたのに読み忘れたり……。そんな悩みは、この方法で解決します。今回は「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに、置き場所に困りがちな「図書館で借りた本」の収納方法について教えてもらいました。

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図書館本にまつわる悩みは「定位置」で解決する!

図書館本整理

誰でも無料で知識を得られる図書館。でも「借りてきた本」だからこそ、プチストレスがいろいろと出てきませんか。

  1. 置き場所に困る
  2. 家の本と混ざってしまう
  3. 汚したり破れたりしてしまう 

また、置き場所が決まっていない状態だと、こんなプチストレスも発生します。

  1. 返却日になっても見つからず、慌てて探す
  2. 返却しに行ったけど、数冊家に忘れていた
  3. せっかく借りたのに期日までに読めなかった 

これらの悩みはすべて、定位置をつくることで解決できます。

一時的に置けて、家の本と混ざらず、汚したり破れたりする心配のない場所が必要です。この記事では、あなたの環境と目的に合わせた解決策を紹介します。

定位置その1 スリムなマガジンラック

マガジンラック

自宅に多少スペースの余裕がある人や、図書館に頻繁に通う人には「マガジンラック(山善)」を提案します。

以下の1つ以上に当てはまる人におすすめの定位置です。 

【環境】幅51cm×奥行き16cm程度のスペースがある人

【使う人】複数人で借りている人

【目的】5~10冊程度、つねに借りている人 

51×16×72cmとコンパクトでスリムなのが特徴。本の表紙を前に配置した状態で、2段分置くことができます。

本の表紙が完全に見えるのは、1段あたり2冊程度。ですが、背の高い本を奥に、背の低い本を手前に配置することで、表紙の一部が目につくようにすることはできます。

置き場所も、自分の目的に合わせたカスタマイズが必要です。

わが家では、子どもたちの絵本を月2回ほど借りています。自分たちで好きなときに読めるように、キッズスペースの一角に設置しました。

マガジンラック
姉弟2人で好みが違うため、上段を姉、下段を弟と場所を分けています。

ほかにも、寝室や書斎といった「本を読む場所」、玄関やクローゼットといった「返却のため持ち出しやすい場所」への設置がおすすめです。
 

定位置その2 中身が見えるバッグ

中身が見えるバッグ

自宅にスペースの余裕がない人や、図書館にはたまにしか行かない人などには「中身が見えるバッグ」を提案します。

以下の1つ以上に当てはまる人におすすめの定位置です。 

【環境】自宅にスペースの余裕がない

【使う人】自分だけ/複数人

【目的】ごくたまに借りる/少数の本を借りる 

図書館専用の持ち出しバッグを作ります。 

大切なポイントは「透明なビニール素材」「メッシュ素材」といった「中身が見える」ことです。

中身が見えるバッグ

中身が見えないと、存在を忘れがちになります。読み忘れて「積ん読(つんどく)本」化したり、読み終えたつもりでもまだ残っていたりする可能性があります。

専用バッグに収納することで、読み終えたときも、持ち出すときも、これ1枚ですみます。省スペースですし、手間がありません。

バッグを定位置にすると、入れられる冊数が少なめになるので、家族全員分借りているといった場合には「1人につき1バッグ」がおすすめです。

バッグであれば、フック等で引っ掛けて空中収納することもできます。

中身が見えるバッグ

家族の共有スペースや持ち出しやすい玄関などに設置するほか、家族それぞれが「読む場所」へ1バッグずつ設置することも可能です。

 

「図書館ポーチ」をつくってさらに快適に

図書館ポーチ

図書館専用ポーチをつくるのもおすすめです。これは、定位置に置いておきます。

この中から必要なものをポーチにまとめましょう。100円ショップなどで購入できる、チャックやボタンのついたクリアケースで十分です。

  • 読書通帳
  • 筆記用具
  • 読書メモ用のノート
  • ふせん
  • 貸出レシートを保管しているもの
  • 手帳やカレンダー
  • シール

図書館ポーチ

なお、「シール」はどう使うというと、返却日の目印にします。本を借りてきて定位置に入れたら、図書館ポーチからシールを取り出します。

手帳やカレンダーの「返却日」の欄にシールを貼れば、返却日を忘れなくなります。ミニサイズで、マンスリー欄があるものがおすすめ。ここから持ち出さない「専用手帳」にしたいので、安めのものを探しましょう。

100円ショップの手帳でもいいですし、おまけで貰って使わないものなどを使うと捨てずに活用できます。


このように、図書館で借りてきた本は、自分の環境に合わせた「専用置き場」をつくることで、探す手間がなく、また活用しやすくなります。ぜひお試しください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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