味噌は使いわけると、もっとおいしく楽しめる。知っておきたい「味噌にまつわる豆知識」

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 味噌は使いわけると、もっとおいしく楽しめる。知っておきたい「味噌にまつわる豆知識」

2023.03.31

食卓に欠かせない「味噌」ですが、ふだん何種類の味噌を使っていますか? 限られたものしか使わないという方も少なくないかもしれませんが、料理に合わせて使いわけることで、よりおいしく楽しめるそうです。今回は、マルサンアイ株式会社に「味噌の種類と上手な使いわけ方」について教えていただきました。

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もくじ

意外と知らない「味噌」の種類
味噌の上手な使いわけ方
味噌にまつわる豆知識
豆知識1「保存方法」
豆知識2「複数の味噌をブレンドする」

意外と知らない「味噌」の種類

味噌は、使用する原料、原料の処理方法、熟成方法、熟成期間の違いによって種類が異なります。
「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」と、それらをブレンドした「調合みそ」の4つのグループに分類することができます。

味噌の種類出典:www.photo-ac.com

1.米みそ:米麹に大豆と塩を混合して発酵熟成したもの。
2.麦みそ:麦麹に大豆と塩を混合して発酵熟成したもの。
3.豆みそ:豆麹に大豆と塩を混合して発酵熟成したもの。
4.調合みそ:米みそと豆みそを混合したミックスみそ、米麹と麦麹や、米みそと麦みそを混合した米麦合わせが一般的です。

種類豊富な味噌の中で、一般家庭でふだんの料理によく使われているのは下記のとおりです。
※カッコ内はマルサンアイの商品名になるので、商品選びの参考にしてください。

  • 豆みそ・赤だしみそ(例「懐石750g」、「本場赤だし500g」)
  • あわせみそ(例「味の饗宴 無添加生750g」)
  • みそ・こうじみそ(例「純正こうじみそ」、「匠 信州十割麹500g」、「国産素材100% 熟成こうじ 無添加生750g」)

また、八丁みそや西京みそ、仙台みそなど郷土色豊かなみそが全国にあります。伝統食にもよく使われているので、地域によって違いがあるところが味噌の奥深いところです。

これだけの種類があると、自分の好みの味噌を選ぶのに迷ってしまう方も多いのでは?
よりおいしく楽しむためには、食材に合わせた使いわけがポイントです。

味噌の上手な使いわけ方

味噌出典:stock.adobe.com

使う食材に合わせて味噌の種類を選ぶと、いつもの料理もぐんと豊かな味わいになります。

豆みそ
臭みが気になる食材(貝類、もつなど)やトマトとの相性がよく、煮込み料理、中華料理向き。
コク出しとして、ビーフシチューやカレーなどに入れるのもおすすめです。

あわせみそ
オールマイティに使えます。

米みそ
米みそは色が薄いものが多いので、野菜、白身魚や鶏肉などの素材の色を生かしたい料理向き。
野菜スティックなどには、熟成期間の短い淡い色の味噌がおすすめです。

みそ全般
意外な組み合わせかもしれませんが、チーズとの相性抜群です。味噌もチーズも同じ発酵食品同士なので、上手に組み合わせると◎。ご飯やお酒に合う一品が作れます。

味噌にまつわる豆知識

最後に、味噌をより長くおいしく楽しむための2つの豆知識をご紹介します。

味噌にまつわる豆知識出典:www.photo-ac.com

豆知識1「保存方法」

味噌は、保存期間が長くなると着色が進みます。食べられないわけではないものの、風味が悪くなるので保存方法に気をつけましょう。特に、減塩みそや麹歩合が高い味噌(豆に対する米の比率が高いもの、色が白く甘いもの)は、より着色が進みやすい種類です。

風味劣化を防ぐために、カップから別容器に移してからの冷凍保存がおすすめです。冷凍するとかたくはなりますが、凍らないので安心してください。

豆知識2「複数の味噌をブレンドする」

味噌は、それぞれ単独で使うのもよいですが、異なる種類の味噌を混ぜると深みのある味わいになります。オリジナルの組み合わせや配合を研究して、“自分流のあわせみそ”を発掘するのもおすすめです。

なんとなくいつも同じ味噌を1種類だけ購入していた方は、これを機に複数の種類の味噌をそろえてみませんか? 上手な使いわけで、味噌の新しい魅力を発見してみてくださいね。

取材協力:マルサンアイ株式会社

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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