どうして落ちない!?泥汚れ
スポーツの泥汚れはもちろん公園の砂場汚れなど、泥・砂汚れは洗濯機で洗ってもキレイにならない厄介な汚れですよね。
実は、泥・砂は他の汚れとは少し性質が違う汚れなのです。
食べ物や化粧品のような一般的な汚れは、水性か油性のどちらかに分類されます。
つまり、水または油で溶かして落とすことができる汚れです。
一方の泥汚れは、土・砂の細かい粒子が繊維の中に入り込んだ汚れなので、水や油で溶かして落とすことができない不溶性の汚れです。そのため、泥汚れは水や洗剤でも落とすことができません。
いきなり水洗いはNG!3ステップで泥汚れを落とそう
衣類が泥で汚れていると、まずは水道で洗い流したくなりますが、水洗いをすると細かい土の粒子がさらに繊維の奥へと入り込んでしまい、汚れが落ちなくなってしまいます。
洗濯前には、泥・砂を繊維の奥に入り込ませないための前処理が大切です。
前処理をせずに、水洗いをするのは厳禁です!
1:泥を乾かし、はたき落とす
泥汚れは乾いているように見えても、実は水分を含んでいることがあります。
まずは天日干しやドライヤーでしっかりと乾かしてから、手やブラシを使って泥をはたき落としましょう。
公園の砂汚れは校庭の土汚れと比べて砂の粒子が大きいため、よくはたくことで落としやすくなります。
2:お湯でつけ置き洗い
アルカリ性の粉洗剤と酸素系漂白剤を、40~45度程のお湯に溶かし、つけ置き洗いをします。
ユニフォームや運動着の汚れは、泥だけでなく皮脂・汗の汚れも含まれています。
砂の粒子と皮脂汚れが混ざっている状態であれば、洗剤の働きで皮脂を落とす際、一緒に砂の粒子も繊維から浮かすことができます。
ただし、つけ置き洗いだけで泥汚れを落とすことは難しいため、バケツの中でもみ洗いをし、繊維の奥から砂の粒子を揉み出します。
汚れがひどい場合は、つけ置き前に部分洗い用の洗剤を塗布してください。
3:洗濯機にかける
バケツの底に土の粒子が沈殿している場合は衣類だけ取り出して洗濯機にかけます。
運動着・ユニフォームのお洗濯をする際は、皮脂汚れに強いアルカリ性の粉洗剤を使うことで、汚れを落とす効果が高まります。
白物の場合は、蛍光漂白剤が配合されていると、より白くパキっと仕上がります。
酷い汚れの時は、たっぷりの水で汚れをしっかり洗い流す、注水すすぎがおすすめです。
洗濯機によっては、泥汚れコースなどがある場合もあるので、活用しましょう!
外遊びもスポーツも思いっきり楽しもう!
「泥汚れ」というと、落ちない・頑固というイメージがありますが、洗い方を知ってしまえば、もう怖くはありません。
つけ置き洗いの時間が取れない!という方は、夜つけ置きをして翌朝洗濯機にかけるなど、ご自身のライフスタイルに合わせて時間を有効活用するのがお勧めです。
お子様もママも、スポーツや外遊びを、思いっきり楽しみましょう!