(1)支払いは一括払いにする
カード払いは、言い換えれば「借金」。クレジットカード会社にお金を立て替えてもらい、後日返済するという仕組みです。だから返済時には利子が発生しています。
利子は数字でみると大した金額に感じないかもしれませんが、ちりも積もれば山となる。トータルで支払った金額を振り返ってみてください。意外と多く支払っていることがわかります。
それに分割払いの落とし穴は利子だけではありません。返済管理の手間がかかります。
月々の支払額が少額になると残金に余裕があると勘違いしてさらに買い物に走ってしまう……ということにならないためにも、一括払いがおすすめ。
利子が発生せず、お金の管理が簡単な「一括(1回)払い」、「2回払い」「ボーナス一括払い」を心がけましょう。
(2)使った分を記録する
「翌月の請求書を見てビックリ!こんなに使った覚えはないのに!」という経験はありませんか?
大きな買い物1回くらいだったらメモしなくても覚えておけますが、実際は細々とした買い物に多用するケースが多いと思います。
カード払いはいくら使っても、すぐに現金や預金が減るわけではありません。翌月にまとめて支払うための現金を用意しておかなくてはいけません。
使った分の現金を封筒に入れて置いたり、引き落とし口座に移しておくのがベストですが、まずは「今はここまでお金を使ったんだな」と都度確認しておくことから始めてみましょう。
メモすることは使いすぎ防止にもなるのでおすすめです。
(3)確定している金額はよけておく
クレジットカードで失敗するのは、支払いが翌月になるから。
今現金がなくてもお買い物ができてしまって、翌月に「残金が足りない!」という事態になりがちです。
そうならないためにも、先述したように確定している分は「使えないお金」として事前によけておくのがベスト。
ただ日々の細々とした買い物の金額を計算して、あらかじめお金をよけておくというのは面倒ですよね。
そういう方は固定費だけでも自動振替設定しておくといいですよ。
たとえば固定費をクレジットカード払いにしているのなら、毎月の支払額はだいたいわかります。クレジットカードの支払口座に毎月自動振替設定しておけば手間もかかりません。
(4)持ち歩くのは1枚のみ
クレジットカードは1枚を使い込むことで、たくさんのメリットが生まれます。
- ポイントが貯まりやすい
- 支払金額の管理がしやすい
- 過剰な使いすぎ防止になる
- 紛失・盗難のリスクが減る
何かあった時用のサブとして2枚目のカードを作るのはいいですが、持ち歩くのはメインで使うと決めているカード1枚で十分。
私はポイント還元率でメインのカードを決めています。
(5)未来のお金で買わない
「お金がないから、とりあえずカードで」
以前の私はこんな風にカードを活用していました。
だけど、この使い方は絶対にNG!
それは未来の自分の首を絞めることになります。
分割払い・リボルビング払いは一時はラクになるし、買い物した高揚感を味わえます。
だけど定価以上の金額を支払ってまで手に入れたいものでしたか?
そして分割払い・リボルビング払いを多様してしまう人にとって、計画的に返済することはとても難しいこと。
まずは引き落とし口座に入っている残高の範囲内で、計画的に使うことからマスターしましょう。
クレジットカード払いのマイルールをつくる
キャッシュレスでお買い物ができるショップが増え、クレジットカードの他に電子マネーで支払う光景が当たり前になってきました。現金を使わなくなってきている現代では、お金の管理がしやすい代表として言われ続けてきた「現金で管理」は通用しなくなってきています。
クレジットカード払いや電子マネーは買い物が快適になるので、ぜひ使い方をマスターして活用していきたいですよね。
そのためにも、使いすぎ対策となるマイルールを作ってみましょう。
今回ご紹介した5個のルールも、ぜひ参考にしてみてください。