殴られたような衝撃だった。母である私が不登校を受け入れたキッカケとなる「息子の言葉」

家族・人間関係

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2023.05.06

こんにちは。 不登校ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。今回は、わたしが息子の不登校を受け入れたきっかけについて書きたいと思います。

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不登校を受け入れたきっかけ

私は数年前、息子の不登校を経験しました。今は不登校ママのカウンセリングをさせていただいたり、不登校ママのオンラインサロンやオンラインスクールを運営しています。

そんな私は、最近よくこの質問をされます。
「rikaさんは何がきっかけで子どもの不登校を受け入れたのですか?」

私の場合、動かない子どもを見て徐々に諦めがついたから、とかではなく、ある時から思考の切り替えができたように思います。
今回はそのきっかけについて書きたいと思います。

パニックの私、無気力な息子

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私は息子が不登校になった当初、

  • 行かないと大変なことになるよ!と怒鳴る
  • 傾聴してるフリしてなだめる
  • 行ってくれ!と頼む
  • 説得する
  • わたしの経験談を話す
  • 厳しい山奥の学校に入れるよ!と脅す
  • 無理やり引きずって行こうとする

毎日毎日、錯乱パニックのわたしは、息子をあらゆる手段で学校に戻すことばかり考え、思いつく限りのことをしていました。
それでも息子は動かず、ベッドの上で魂の抜けたような状態。

私はそんな中、さらに必死の説得を試みましたが、息子は抜け殻のように無表情、無反応。目を開いたまま、動かず、喋らず、失望の目をした息子がそこにいました。

目を覚ましてほしい

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抜け殻のような息子を見て情けなくなり、
「聞いてんの? あんたのために話をしてるんだよ! あんたのことだよ! 目を覚ましなさい!」
そう言って、息子の肩を持ってゆすりました。

そしたら息子は、
「僕はもうあかんねん。どうしても無理や。自分なんてマジでゴミだ。生きてたくない。もう死にたい。
息子は静かにそう言いました。

現実を見る

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ベッドの布団にくるまって一歩も動かなくなった日。

中1、声変わりし始めた息子。
大人の声と子どもの声が入り混じった声で、大声で泣きじゃくる息子。
自分の命と引き換えにしてでも守りたいと思って、大切に大切に育ててきた13歳の我が子。

そんな可愛い息子が“生きてたくない。死にたい”
涙をポロポロ流しながらそう言うのを聞いて、私、殴られたような衝撃でした。この子にとっては、学校に行く行かないの問題じゃなかったんだ。

ツライから不登校になってるのに無理やり行かせようとした私の行動は、息子をさらに絶望させていたんだ。
そんな当たり前の事実にやっと気がつきました。

私が気にしていたこと

私が気にしていたのは、せっかく中学受験でいい学校に入ったのに無駄になってしまうとか、学校に行かなかったら勉強についていけなくなるとか、将来大変なことになるとか……。つまり、私が不安に思ってたのは体裁や未来への心配ばかり。

今の息子がどんな気持ちで。
今どんなにツライか。
今どんな風に思って生きてるのか?

そんなことは1ミリも考えようとしていませんでした。
息子に、生きてたくないと言われて目が覚めた気がしました。

そして、自分の中でも、カチカチだった、べき!ねば!の価値観がどんどん薄まっていき、べき!ねば!ではなく、

どうしたいのか?
どうあることが幸せか?

を見つめ直すきっかけになりました。

大切なこと

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今思うのは、不登校になって一番必要なのは子どもをどうやって学校に戻すか?ではなく、今ここにある事実をしっかり見ること。

今、学校に行きたくない、と言ってる事実を直視するのはとても怖いし勇気がいることですが「子どもは学校に行かない。」その事実をしっかり受け入れることからスタートだと思います。

子どもが不登校になったら「学校にどうやって戻すか?」の前に、「子どもの心が元気になる」を優先することが大切です。

心が元気になって学校にやっぱり行きたいとなれば、一歩踏み出す勇気もパワーも出る。新しい道に進みたければ、ママにサポートをお願いしてくるかもしれません。

不登校になったら、まずは、ママも子どももちょっと休憩!
そして、まずは心が元気になることを目指す。

たくさんのママと子を見ていますが、これが何より大切だと実感しています。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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