「水道代が高い人」のお風呂まわりの特徴
自分では「普通に生活しているだけ」のつもりでも、「水道代が高すぎて困っている」という人はいませんか?
水道代が高くなってしまう理由はさまざまありますが、気をつけたいことのひとつが「お風呂まわりでの水道水の使い方」です。
ちょっとしたことを気をつけるだけで、水道代を減らすことにつなげることもできますので、あてはまるところがないか一緒に確認していきましょう。
(1)たっぷりお湯を張りすぎる
水道代が高くなりすぎるお風呂の特徴として、まず最初にあげられるのが「たっぷりお湯を張りすぎること」です。
「お風呂ぐらいたっぷりのお湯でゆっくりつかりたい」という気持ちは分かりますが、お風呂に入るだけで「ざぶん」とお湯が浴槽の外まであふれるほどたっぷりのお湯を張るのは、水道代という観点から見れば、もったいないことです。
一度に使うお湯の量が多ければ多いほど水道代が高くなってしまうのは当然とも言えますし、それだけ多くのお湯を沸かさなくてはならないので、水道代だけでなく、光熱費もかかってしまいます。
お風呂のお湯の量にどうしてもこだわりがあり、そのこだわりのためなら「いくら水道代がかかってもかまわない」という人は、お湯の量を気にする必要はありません。
しかし、もし「少しでも水道代を減らしたい」という希望があるなら、お湯の量は「たっぷり」ではなく「普通」または「やや少なめ」にとどめておきましょう。
(2)シャワーの使い方を意識していない
お風呂での「シャワーの使い方」も、水道代を大きく左右するポイントの一つです。
一度にたくさんのシャワーを長時間出しっぱなしにすれば、当然水道代は上がります。家族が多ければ家族の分だけシャワーを使う量も増えるため、水道代が上がります。髪の長い家族が多い家族構成の世帯もシャワーを使う時間が長くなりやすいので、水道代が上がりやすい傾向があります。
とはいえ、「シャワーを使うのをやめる」ということはできませんので、家族一人一人が「シャワーを使う時間や量に気をつける」ことが水道代の節約につながります。
例えば、身体を洗う前にざっと汗を流すだけの時、お風呂掃除をする際の洗剤を泡立てる時、下着などをお風呂で手洗いする際の予洗いをする時などには「湯船のお湯を使う」など、シャワーと湯船のお湯の使い分けをするというのも効果的ですよ。
シャワーの使い方を改めることに抵抗がある人は、思い切って「節水効果のあるシャワーヘッドに交換する」というのも効果がありますよ。
(3)湯船のお湯を再利用しない
上記のように、シャワーと湯船のお湯の使い分けをすることも「節水」という意味では大切ですが、その他「洗濯」などにも湯船のお湯を再利用するのも効果的です。
洗濯機によっては、「1回目のすすぎのみ、風呂水を利用する」など設定ができるものがありますから、お風呂だけでなく「洗濯機まわりの水道水の使い方」についても確認しましょう。洗濯機によっては、ホースなどで自動で風呂水をくみ上げてくれるものもありますよ。
反対に、「湯船のお湯を一切再利用しない人」というのは、再利用をしている人に比べ、やはり水道代が多少高くなってしまうのはやむを得ません。
お風呂は毎日のことですから、毎日少しずつの差が、月の水道代の差となって現れてきます。水道代が高いことに悩んでいるなら、抵抗なく使えるところには湯船のお湯を再利用することも考えましょう。
(4)「もったいない」の意識がない
ひねれば出てくる水道水の便利さに、ついつい「もったいない」の意識が薄れてしまう人がいます。
湯船のお湯であっても、シャワーのお湯であっても、「もったいない」の意識が強い人ほど、自然と節水に努めようとするものです。
「お風呂の水を節約するなんてケチ臭い」「そんな節約なんてしても意味がない」「節水するのは面倒くさい」など、できない・やらない理由ばかりが口から出てしまう人は、水道代が高くなってしまうのは当然ということもできます。
「節水はしたくないが水道代は安くしたい」というのは実現するのが難しいので、水道代を安くしたいのであれば、何らかの行動をとりましょう。
何らかの行動をとることができないのであれば、「水道についてはこだわりがあり節約できないから、水道代が高いのはやむを得ない。節約は他で頑張ろう」などと切り替えてしまってもよいでしょう。
お風呂まわりを見直して水道代を節約しよう
「水道代が高い人」は、意外とお風呂まわりでの行動に原因があることも多いものです。お風呂まわりでどのような行動をとっているか一度振り返ってみましょう。
「今できていないこと」や「これからもできそうにないこと」があっても自分を責める必要はありません。
できそうなことや、やりたいことを中心に生活に取り入れると、自然と水道代も安くなりますよ。