ツナ缶やラー油を使い切ったあとの容器の処理が憂鬱……
ツナやオイルサーディンなど、素材といっしょに油が充満されている缶詰はたくさんあります。
ラー油やごま油など、瓶の中に油が入っているものもありますね。
これらを使い切ったあとの缶や瓶を捨てるとき、どのように洗っていますか?
筆者は食器用洗剤をつけたスポンジで軽くこすったり、瓶の口が小さくて手が入らないものは食器用洗剤と水を中に垂らして振り洗いしています。
しかし、この方法だとスッキリ落ちない場合もあるので困っていました……。
そこで調べてみたところ、100均にも売っている「セスキ」のスプレーを使って缶や瓶の油を落とす方法を見つけました。
さっそく、試してみたいと思います。
※セスキ水を缶にかけて使う場合は、スチール缶のみに使用してください。セスキ水はアルカリ性のため、アルミ缶に使うと化学反応を起こして腐食することがあります。セスキ水をアルミ缶に使用することは避けましょう。
実際に洗ってみました
中身を取り出したツナ缶には油がべったりですよね。
生臭いニオイもあって、このままゴミに出すわけにはいきません……。
ツナ缶を食器用洗剤とセスキで洗う
空になった2つのツナ缶を洗ってみます。
まず、1つをいつもの方法で洗います。
缶のフチで指を切らないように注意しながら、食器用洗剤をつけたスポンジで軽くこすり洗いします。
もう片方の缶には、セスキのスプレーをたっぷりふりかけて、キッチンペーパーで拭き取ってみます。
セスキ(セスキ炭酸ソーダ)はアルカリ性でタンパク質を分解する性質があるため、手荒れ防止にビニール手袋を着用したほうが安心です。
使い捨てのビニール手袋が便利ですが、買い物をした際に食品を入れてきたビニール袋を手にはめれば手袋の代わりになりますよ。
食器用洗剤で洗った缶と、セスキをかけて拭きとった缶の比較画像です。
見た目の油落ちは一見ほぼ互角ですが、食器用洗剤で洗ったほうはスポンジが届かなかった溝に少し汚れが残っていたせいか、セスキで拭き取ったものよりもニオイが残っていました。
生臭いものを洗うとスポンジにもニオイが移ってしまうので、筆者はセスキで拭き取るほうがラクだと感じました!
ラー油の瓶をセスキで洗う
ラー油を使い切ったあとの瓶も、セスキで洗ってみます。
瓶の口からセスキをたっぷりスプレーして、軽く振るだけで汚れがぐんぐん落ちていきます!
よく振り洗いをしてセスキを捨ててから水で2、3度軽くすすいだら、ラー油の色も落ちてスッキリきれいになりました。
セスキは思った以上に使える!
筆者は今回初めてセスキを使ってみましたが、スプレーするだけで油汚れがスッキリ落ちることに感動しました。
水のようにサラッとした液体なので、食器用洗剤のように泡立つこともなく、使用後のすすぎもラクでした。
特に、指の入らないラー油の瓶はいつもどう洗おうか困るので、今回セスキで簡単にキレイになったのは大発見でした!
セスキのスプレーは100均でも手に入るので、空の缶や瓶の油汚れ落としに、ぜひご活用くださいね。