傘が雨水をはじかない……
傘は毎日は使わないものなので、壊れない限りなんとなく同じものを使い続けてしまいますよね。
お気に入りの傘を長年愛用するのは素敵なことですが、撥水効果が低下してしまった傘は雨をはじかず、むしろ水分を吸い込んでしまう状態に……。
筆者の傘も、気づくと水をはじかなくなっていました。
そこで、SNSで見つけたドライヤーを当てることで撥水方法を復活させる方法で、愛用の傘をよみがえらせてみようと思います。
傘の撥水機能をよみがえらせる方法
筆者の「撥水機能が低下した傘」です。
雨水をはじかないどころか、ところどころ吸い込んでいますね……。
今回は、この傘にドライヤーを当ててみます。
傘からドライヤーを約10センチほど離して、温風を当てます。
骨の部分やてっぺんも含めて全体をまんべんなく、布1枚につき10~20秒ほど時間をかけて温めます。
ドライヤーを当てる時間が長すぎたり、近付けすぎたりすると、故障や破損の原因になります。
慎重に行ってくださいね。
ドライヤーで全体に温風をかけおえてから、水をかけてみたところ……。
なんと、玉のような水滴です!!
撥水効果が復活し、水をしっかりはじいています!
やり方はドライヤーで温めるだけなので、とても簡単でした。
ここまで撥水効果が戻れば、雨に濡れた傘も一振りするだけで水がパッと落ちるので、干す時間も短く済んでラクですよ!
撥水機能が低下してしまう理由は、生地の表面に塗布されている「フッ素樹脂」の効果が摩擦や汚れなどのダメージによって低下してしまうからなのだそう。
ドライヤーの熱によってフッ素の結晶をもとの状態に戻すことで、撥水機能が復活するんですね。
雨の多くなるこの季節、ドライヤーで傘の撥水機能をよみがえらせてみてはいかがですか。
※ビニール傘は溶けてしまう可能性があるので、この方法は使えません。
劣化のすすんだ古い傘も、この方法では撥水機能が復活できない場合もありますので、ご了承くださいね。