教えてくれたのは……骨盤パーソナルトレーナーのNaokoさん
これまで14,000人以上の悩みを解決してきた骨盤パーソナルトレーナーのNaokoさん。
40歳で3人目を出産し現在45歳。自分でできる骨盤矯正×ダイエットトレーニング 整体トレーニングサロン株式会社ナオコボディワークス代表。「おしり筋伸ばし」で14kgの減量に成功し、多くのメディアで話題に。
たるみ、ほうれい線、二重あごなどの顔の悩みを一気にシュッと解決する、Naoko式「顔面短縮メソッド」を2023年6月に刊行。
『顔面短縮メソッド』(主婦の友社)
著者:Naoko
定価:1,540円(税込)
「顔面短縮メソッド」で、脱・“老け顔”見え
自分の顔が「なんとなく老けてきた……。」と、年齢を重ねるうちに気になる老け顔サイン。それは、顔の土台となる表情筋の衰えが原因です。
使わずに筋肉が衰えていくと、たるみやシワなどを招くことになります。
気になる部分を集中ケアして、一緒に脱・老け顔を目指しましょう!
お悩み1「輪郭のたるみ」
輪郭のラインがぼやけると、顔の印象が一気に老けて見えてしまいがち。
スッキリした輪郭を手に入れるなら……?
側頭筋を鍛えることがポイント!
側頭筋は耳の上部からこめかみ、下あごの骨にかけての筋肉のこと。下あごを引き上げる、下あごを左右に動かすときなどに働きます。
やわらかいものばかり食べて動かさないことなどにより側頭筋が衰えると、輪郭がたるんでくるので、意識して鍛えましょう。
側頭筋にアプローチする「アウアウ体操」
1.両手を使って側頭部をもみほぐす
背筋を伸ばして立ち、顔を正面に向けながら、両手を左右の側頭部に当てます。肩を上げず、胸をしっかり開きます。
2.1の状態のまま、口を「ア」の形に
両手で左右の側頭部をもみほぐしながら、口を思いきり「ア」の形に開きます。顔は正面に向け、目はしっかり開きます。
3.口を「ウ」の形にし、再び「ア」に形に
側頭部をもみほぐしながら、口を大きく「ウ」の形、再び「ア」の形にします。「ア」→「ウ」を10回行います。
お悩み2「ほうれい線」
いつの間にか、くっきりと深いほうれい線が入ってしまい、マスクを取ったときのギャップが気になるように。
ほうれい線を改善するなら……?
大頬骨筋を鍛えることがポイント!
口角を引き上げるのに必須なのが、口周りに位置する口筋の一種の大頬骨筋です。
大頬骨筋が衰えると、口角が下がってたるみが生まれ、結果的にほうれい線が深くなります。割り箸をくわえて口角を上げるのがやりづらいと感じたら、大頬骨筋が衰えている証拠です。
大頬骨筋にアプローチする「ピクピク体操」
1.割り箸をくわえて、口角を上げる
背筋を伸ばして立ち、顔は正面を向きます。割り箸をくわえたら、口角をグイッと引き上げて30秒キープします。笑顔を作る感覚で行います。
【ポイント】
割り箸は斜めにせず、まっすぐのラインを保つことが重要なので、最初は手を使って調整してもOKです。鏡を見ると、平行であるかどうかがわかりやすいですよ!
2.口角をさらに上に引き上げる
割り箸をはずし、口角を上げたまま、さらに左右片方ずつ口角を引き上げます。口角を斜め上に糸で引っぱるイメージで、10回行います。
口角を引き上げるとき、目をつぶってしまうのはNGです。目を思いきり開くことで、大頬骨筋のリフトアップ効果が高まります。
お悩み3「二重あご」
あご周りのラインがゆるんでいて、体重は変わっていないのに、以前よりふくよかに見えてしまうという方も多いのではないでしょうか。
あごトラブルを改善するなら……?
オトガイ筋を鍛えることがポイント!
オトガイ筋とは、下あごの中央に位置する表情筋のこと。
オトガイ筋が衰えると、二重あごをはじめ、あごのたるみにもつながります。あごにシワが目立つ梅干しあごも、オトガイ筋がこり固まっているのが原因です。日ごろあまり使わない筋肉だからこそ、意識して動かしてくださいね。
オトガイ筋にアプローチする「アイーン体操」
1.腕を胸の前でクロスし、顔を少し上に向ける
背筋を伸ばして立ち、腕を胸の前でクロスし、顔を少し上に向けます。このとき、肩が上がらず、首の後ろがしっかり伸びていることが大切です。
猫背・巻き肩になっていたり、首の後ろが伸びていないのはNGです。顔を上に向けすぎるのも効果をダウンさせてしまうので注意しましょう。
2.あごを思いきり突き出す
「アイーン」の要領で、あごを思いきり突き出します。このときも肩が上がらないようにします。1、2を1セットにし、10回行います。
お悩み4「口角下がり」
怒っていないのに「怒っているの?」と聞かれることが増えたら、もしかすると口角が下がっているのかもしれません。
口角がキュッと上がった、やさしい表情をつくるなら……?
笑筋を鍛えることがポイント!
笑筋は口角を横に引くときに働く筋肉です。口角かあら耳の下に位置し、強く動かすとえくぼができます。
笑筋が衰えると、ほうれい線が目立ったり、口角が下がって怒っていなくても怖い顔になってしまいます。笑筋を鍛えて口角が上がれば、やさしい印象になっていきますよ。
笑筋にアプローチする「ひょっとこ体操」
1.口に空気を入れて、左右上下にふくらませる
顔は正面を向き、口全体にたっぷりの空気を入れます。このとき、目をしっかり開くことが重要です。立ってでも座ってでもOKです。
2.ほおをすぼめて、唇を突き出す
ほおをすぼめて唇を突き出します。このときも目はしっかり開き、眉を引き上げましょう。1、2を1セットにし、10回行います。
お悩み5「口元のシワ」
口元に目立つシワがあると、見た目年齢がぐんと上がってしまうもの。
口元のシワ知らずになるには……?
モダイオラスを鍛えることがポイント!
モダイオラスは口の中にある“口角結節”という顔の筋肉が集まるポイントです。
かたくなると口輪筋やほお周りの筋肉を動かしにくくなり、口元のシワを招きます。ペコペコ体操で口元のシワが改善されるほか、ぷっくりとしたセクシーな唇に近づく効果も期待できますよ。
モダイオラスにアプローチする「ペコペコ体操」
1.ペットボトルをくわえる
背筋を伸ばして立ち、手で持った空のペットボトルをくわえます。ペットボトルはやわらかい素材のものがおすすめです。
【ポイント】
ペットボトルをくわえる唇は突き出しすぎないようにします。とがらせすぎると、息をうまく吐き出せず、結果的にモダイオラスを鍛える効果が軽減してしまいます。
2.一気に思いきり息を吸い込む
ペットボトルの中の空気を思いきり吸い込みます。ほおがすぼむのがベストです。
3.息を吐き出して、元の形状にふくらませる
息を思いきり吐き出し、ほおをふくらませながらペットボトルの中に空気を入れます。2、3を1セットにし、10回行います。
それぞれのお悩みに合わせた表情筋へのアプローチで、鏡で自分の顔を見るのが楽しくなるように! 「顔面短縮メソッド」を取り入れて、変化を感じてみてくださいね。