電気代は値上げ傾向
日本では、2023年6月の使用分から、電気代の値上げが行われています。値上げを実施したのは大手電力会社7社で、標準的な家庭における電気料金の値上げ率の幅は、14%から42%となっています。
実際のところ、現在日本政府による「電気料金の値引き支援」が行われており、標準的な家庭で月2800円の値引きが行われています。そのため、大幅な値上げを感じずに生活している人が多いでしょう。
しかし、この政府による値引き支援は、9月使用分から値引き金額が減らされる予定となっています。また、値引き支援の適用も、現時点では2023年9月使用分までとなっており、支援が延長されなければ、10月使用分から、本格的に電気代の家計負担が増えることになります。詳しくは、資源エネルギー庁が公表しているの資料をチェックしてみましょう。
家族みんなで節電を
この夏は、電気代アップに備えて、家族みんなで節電への意識を持つことが大切です。特にお子さんがいる家庭では、夏休みに子どもたちが家にいる時間が増え、家での電気代の使用量が増える傾向にありますね。夏休みの前に、エアコンの賢い使い方や、節電の方法を確認しておきましょう。ここでは、おすすめの節電方法をいくつかご紹介します。
1.扇風機、遮光カーテンとエアコンを併用する
2.早朝や夜の涼しい時間帯を有効に使う
3.図書館やフリースペースを活用する
4.エアコンを使用する部屋を限定する
5.日中はこまめに部屋の電気を消す
夏のエアコンの使い方を工夫すると、電気代の大きな節約につながります。扇風機を使って、部屋の空気の循環をよくすると、エアコンの効きがよくなりますよ。直射日光を遮る遮光カーテンを使えば、部屋の温度の上昇を防ぐことができます。
また、子どもたちには、早寝早起きを心がけさせ、エアコンを使わなくてもよい早朝の涼しい時間に活動をしてもらいましょう。日中は、自宅だけでなく、図書館や塾の自習室、公民館のようなフリースペースで宿題をやってもらうことも有効です。場所を変えると、気分も変わるので、長い夏休みでもメリハリをつけて生活することができるでしょう。
さらに、兄弟姉妹がいる場合は、それそれが自分の部屋のエアコンを使うのではなく、リビング1つだけエアコンをつけて、同じ部屋で過ごすようにすると、大きな節電になります。日中は、できるだけエアコンを使用する部屋を限定するとよいでしょう。
エアコンだけではなく、こまめに電気を消すことも大切ですね。夏は明るい時間帯が長いので、部屋の電気は消しておきましょう。
まとめ
夏の電気代は、ちょっとした工夫をするだけで、節約することが可能です。子どもたちも一緒に節電をしてもらうように、夏休みが始まる前に、ぜひエアコンの使い方を話し合ってみましょう。そして、暑い夏と電気代の値上げを、家族で協力しながら乗り越えていきましょう。