日本の物価高
ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で、日本では特に昨年から物価高が続いています。総務省が発表している消費者物価指数によると、2020年の物価を100とした場合、2023年の6月の総合指数は105.2となっています。
特に値上げ率が高いのは、食料品です。2020年の物価の平均を100とした場合、2023年6月の食料品の指数は112.2となっています。食料品の中でも、加工品の値上げは目立ちます。2022年6月と比べて、例えば、ハンバーガー17.1%の値上げ、アイスクリーム12.0%の値上げ、炭酸飲料17.4%値上げ等となっています。
食料品の価格の値上げは、私たちの日々の生活に大きな影響を与えますね。家計が苦しいと感じている方も多いかもしれません。
どんなサービスが値上がりしているの?
さらに、最近では、食料品だけではなく、サービスの価格も高騰しています。どんなサービス価格が値上げしているのかチェックしていきましょう。
まずは、スポーツクラブの使用料金や会費についてです。プールやスタジオ、ジムなど大型施設があるスポーツクラブは、エネルギー価格の高騰によるコスト増の影響を受け、会費の値上げを余儀なくされています。例えば、大手スポーツクラブであるコナミスポーツクラブでは、2023年6月から一般会員の月会費が330円値上げされました。
スポーツクラブルネサンスでは、2023年7月から個人会員の月会費が880円上乗せされました。子どもの水泳教室の月謝を値上げしているケースもあるようです。
カラオケの価格も値上がり傾向です。もともとカラオケ店は、新型コロナウイルスの流行により、飛沫を避ける人が増え、利用者が減っていました。苦しい経営科状況にあったカラオケ業界ですが、さらに最近の物価高の影響により、値上げを余儀なくされたようです。
さらに、TOHOシネマズやユナイテッド・シネマが映画鑑賞料金の値上げを行ったり、遊園地や水族館などのテーマパークにおいて、入園料などの値上げが行われています。
値上げに負けない工夫
食料品やさまざまなサービス価格の高騰は、私たちの家計を直撃しています。物価高に負けないためには、無駄使いを減らすことと、家庭の収入を増やすことが大切です。
日々の買い物は、特売日や特売品を狙ったり、サービス料金が割安になる時間帯を利用するなどして、節約を心がけましょう。また、家庭の収入アップを目指すために、副業を始めてみたり、妻がパートで働くことを検討してみたりと、工夫をすることが大切ですね。
今回の日本の物価高は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響が大きいと考えられています。物価高の傾向は、まだしばらく続く予測されるため、赤字家計とならないために、しっかりとしたお金の管理が重要となるでしょう。
値上げのニュースにアンテナを!
食料品だけではなく、さまざまなサービス料金もじわじわと値上げしていることが理解できたでしょうか。気が付かないうちに値上げが行われているため、毎月の支出が増えていて驚いた方もいるかもしれません。今回ご紹介した内容を参考にしながら、物価高や値上げのニュースにしっかりとアンテナをはり、日々の家計管理を行っていきましょう。