洗濯槽の黒カビを増やすNG行動3つ「洗濯物を洗濯槽に溜める」「洗剤・柔軟剤の入れすぎ」では3つ目は?

家のこと

2023.08.29 更新

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。みなさんは、最後に洗濯機のお手入れをしたのはいつですか?洗濯物を清潔に洗い上げるためには、洗濯機のお掃除が欠かせません。洗濯槽には洗剤の残りやカビ・雑菌が蓄積するため、それが洗濯物の不快なニオイや黒ずみの原因に。定期的なお掃除にプラスし、一工夫することで、黒カビが生えにくい環境に変えていきましょう!

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カビだらけの洗濯槽で洗濯しているかも…

洗濯槽はカビが繫殖しやすい環境です

毎日洗剤を使って衣類を洗う洗濯槽。
一見キレイなように見えても、見えない裏側には汚れが溜まり、カビが繁殖しやすい環境です。

洗濯槽の汚れは、目で確認したり、手で掃除をしたりすることができません。
湿度が高く、石けんカスや洗剤残りなど、カビが繁殖しやすい条件が整っているため、掃除を怠るとカビが大繁殖してしまいます。

カビだらけの洗濯槽でお洗濯をすると、お肌への影響があるだけでなく、衣類にも雑菌が移り、嫌なニオイ・黒ずみの原因に。
ワカメのような黒いピロピロが衣類に付着してからお掃除をするのでは、もう手遅れなんです。

洗濯槽は月に1度、専用クリーナーでしっかりお手入れしましょう。

実家の洗濯槽をお掃除したら黒カビだらけだった…!

洗濯槽のお手入れをしていないという方は、是非こちらの動画をご覧ください。
こんなカビだらけの洗濯槽で洗濯をしていては、どんなにいい洗剤を使っていても、清潔なお洗濯ができませんよね…。
すぐにでも洗濯槽のお掃除をしましょう!

 

ベビー用洗剤・石けん洗剤をお使いの方は高頻度にお手入れを

お持ちの洗剤の表示にある「品名」を確認しましょう!

ベビー用洗剤に使われることの多い石けん洗剤は、石けんカスが発生しやすいため、お掃除を怠ると黒カビが繁殖しやすい環境となります。
石けん成分が配合された洗剤をお使いの場合、洗濯槽のお掃除は1~2週間に1度の高頻度で行うのがおすすめです。

黒カビを増やす原因になる3つのNGポイント

どんなにお手入れをしても、洗濯槽の黒カビを完全に防ぐことは難しいものです。
定期的なお掃除は欠かせませんが、お掃除にプラスして、毎日の使い方を少し見直すことで、黒カビの繁殖を抑えましょう。

1.洗濯物を洗濯槽に溜める

濡れたものをすぐ洗濯出来ない時は乾かします

衣類や濡れたタオルを洗濯槽の中に溜めていくのは絶対にやめましょう。
衣類についた汚れ・汗・湿気が洗濯槽のカビの原因に。
洗濯前の衣類は、風通しの良いかごに入れ、洗濯の直前に洗濯槽に入れましょう。

2.洗剤・柔軟剤の入れすぎ

洗剤・柔軟剤の入れすぎは、カビの繁殖だけでなく服の嫌なニオイの原因にもなります洗剤・柔軟剤の入れすぎは、カビの繁殖だけでなく服の嫌なニオイの原因にもなります

洗剤や柔軟剤は規定量通り使用しましょう。
使用量が多すぎると、洗濯槽の中に洗剤や柔軟剤の成分が溶け残り、黒カビのエサになってしまいます。

3.洗った洗濯物を湿ったまま放置

洗った洗濯物を放置すると、衣類にも洗濯槽にも雑菌が繁殖します洗った洗濯物を放置すると、衣類にも洗濯槽にも雑菌が繁殖します

カビの繁殖を防ぐために、洗濯槽内の湿度を下げる工夫をしましょう。

  • 洗濯物はすぐに干す
  • 洗濯槽内の換気(風乾燥機能を使用したり、洗濯機のフタを開けたままにする)
  • 柔軟剤・洗剤ケースの乾燥
  • 糸くずフィルターの掃除・乾燥

ドラム式は乾燥フィルターの掃除にも注意!

ブラシでこするのはフィルターを傷めるのでNG!指の腹でやさしく取り除きます。ブラシでこするのはフィルターを傷めるのでNG!指の腹でやさしく取り除きます。

ドラム式洗濯機で乾燥まで行っている場合、洗濯槽の黒カビは繁殖しにくくなりますが、乾燥直後は湿気がこもっているので、ドアを開けて換気しましょう。

乾燥まで行う場合の注意点は、乾燥フィルターのお手入れです。
フィルターをお手入れしないと、埃が溜まり、衣類を乾燥するたびに衣類に嫌なニオイがつく原因となります。
また、乾燥効率が下がり、電気代も余分にかかってしまうので注意しましょう。

洗濯槽のお手入れは月に1回の家事ルーティーン

洗濯槽洗浄には専用クリーナーを使用しましょう!洗濯槽洗浄には専用クリーナーを使用しましょう!

洗濯槽のお掃除は、衣類を清潔に洗い上げるために欠かせません。
お掃除を忘れずに行うためには「毎月●日に掃除する!」と、家事のルーティーンに組み込むのがおすすめです。

定期的にお手入れをすることで、洗濯機を長く使うこともできるようにもなります。
ぜひ今回ご紹介した方法で洗濯槽をを清潔に保ちましょう。
キレイな洗濯槽でお洗濯をすると、洗い上がりもスッキリしますよ!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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