冷凍オクラ
生食することが多いオクラは、冷凍品だとどうしても「ねばり」が落ちてしまいます。
さらに、業スーの冷凍オクラは加熱が必須です。
「自然解凍では食べられない」。
この時点で、業スーの冷凍オクラは生食に向いていません。
加熱すると水分が抜けて、食感はしんなり……。
オクラ独特のシャキシャキ感がなくなり、おいしさは半減します。
冷凍オクラをおいしく食べるのなら、加熱調理の「蒸し料理」「煮物」がおすすめです。
蒸し野菜にしたり炒め煮にしたりすると、クタっとした食感やドリップも気になりません。
むしろ、冷凍野菜を調理することで繊維が壊れて、味が染みやすくなりますよ。
冷凍ゴーヤスライス
私は大のゴーヤ好き。
夏でも食べられる「冷凍ゴーヤスライス」を見つけたときは、「こんなのが欲しかった……!」と感動ものでした。
でも、実際に使ってみると、オクラと同じく食感に難あり。
解凍・加熱後はとにかくドリップがすごいので、ゴーヤの水分を絞らないと使えません。
水気が出きった後のゴーヤは、やわらかくクタクタな仕上がりに……。
味や風味は問題ないのですが、ゴーヤ独特のシャキシャキ感が好みの私には向いていませんでした。
冷凍ゴーヤは水分が抜けるぶん、どうしてもやわらかい食感になってしまいます。ゴーヤーチャンプルーなどの炒めものよりは、煮て調理する甘辛煮・つくだ煮におすすめです。
生ゴーヤよりは苦みが少ないので、苦みをおさえたい方にも向いています。
冷凍野菜の特徴をつかんで
どんな冷凍野菜も、生野菜と比べると食感や味が異なるものがほとんどです。
解凍すると水(ドリップ)が出てしまうので、生食には向きません。
オクラとゴーヤは私の口には合いませんでしたが、調理方法によってはおいしく食べられます。
冷凍野菜を活用するときは、ぜひ「おいしく調理できるくふう」をしながら料理に取り入れてみてください。