お気に入りの服が傷みにくく長持ちする。知っておきたい「洗濯5つのポイント」

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 お気に入りの服が傷みにくく長持ちする。知っておきたい「洗濯5つのポイント」

2023.09.28

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。みなさんは、お気に入りのお洋服をよく着ていますか?洗濯すると傷んでしまうのが心配で中々着られない方は、この記事をぜひ参考にしてください!衣類の素材に合わせ、洗濯をすることで、風合いを損ねず長く着られるようになるはずです。

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洗濯前の確認が洗い上がりを左右する

衣類に合わせた洗濯をして衣類の風合いを保とう

洗濯機にかける前、何か気を付けていることはありますか?
衣類を買った時のように綺麗に保ち、清潔に洗い上げるためには、洗濯前の確認が大切です。
特にお気に入りの服は洗濯前に、5つのポイントを確認することで、洗い上がりがキレイに仕上がります。

衣類に合ったお洗濯をして、お気に入りの服の寿命を延ばしましょう!

洗濯表示を確認

まずは洗濯表示をチェック

まずは洗濯表示を確認します。

ここでは、

  • 水洗いができるか
  • 繊維の種類

の2点を確認します。

家庭での洗濯禁止のマークです

上のマークがある場合、ご自宅で洗濯ができません。

線が多いほどデリケートな衣類になります

桶マークの下にある線が多いほどデリケートな衣類になります。
線が2本あるものは、弱い水流で洗うことが推奨されている衣類です。
中性洗剤を使い、洗濯ネットに入れた上で、おしゃれ着コースか手洗いをするのがベターです。

洗剤の用途を確認

衣類の洗濯表示に書かれている繊維の種類と、お手持ちの洗剤の用途が合っているか、確認しましょう。

用途と素材があっているか確認します

汚れ・素材により、洗剤の使い分けをするのも大切です。

■弱アルカリ性洗剤

洗浄力が高く、皮脂などの汚れをしっかり落とすことができます。
普段着や下着の洗濯に。
洗濯機の標準コース等で使用します。

■中性洗剤

洗浄力は低いものの、衣類の風合いを守りながら洗えます。
シルク・ウールなどのデリケートな繊維や、レースなどの装飾がついいたおしゃれ着の洗濯に。
洗濯機の手洗いコースなど、優しく洗うときに使用します。

色落ちのしやすさを確認

色落ちしやすい衣類と白物を分けます

濃色の衣類やジーンズを初めて洗うときは色落ちの注意が必要です。
他の衣類に色移りしないよう、洗濯前に色落ちのテストをしましょう。

■色落ちテスト手順

  1. 白い布に洗剤を少量つけます。
  2. 目立たない場所でポンポンと叩き、布に色が移らないか確認します。
  3. 色落ちをした衣類は、他の衣類とは分けて洗いましょう。

詰め込みすぎていないか確認

衣類を詰め込むと、洗濯槽の中で衣類が回らず、汚れを落とすことができません。
洗濯機にかけたのに、洗えていない状態では、かけた時間もコストもすべて無駄になってしまいます。

洗濯の際は水が足りているか確認し、汚れがひどいものを洗うときには水量を多くしましょう。
詰め込みすぎはシワの原因にもなるので、少なめの衣類量で洗う方がより衣類に負担がかからず、キレイに洗い上がります。

■動画で確認:詰め込みすぎると衣類が回らない!

 

洗剤・柔軟剤の量を確認

汚れがひどく、洗剤の量を増やすときはすすぎの回数も増やして汚れがひどく、洗剤の量を増やすときはすすぎ後回数も増やして

洗剤が多すぎると、すすぎ残しの原因となり、衣類の蓄積汚れ(黒ずみ・ニオイ)の元となります。
少なすぎると汚れを落とす効果が低くなるので、適量をしっかり測って使用しましょう。

汚れがひどく、洗剤を少し多めに入れた時は、すすぎの回数も増やしましょう。(3回以上)

また、柔軟剤の入れすぎにも注意が必要です。
柔軟剤が多すぎると衣類に余分な成分が蓄積し、雑菌が繁殖したり、過剰な香りが香害の原因となることがあります。

柔軟剤は適量を使用し、必ず柔軟剤投入口に入れましょう。

お気に入りをキレイに長く着よう

正しく洗ってお気に入りを長くキレイに着よう

身に着ける衣類は、ご自身を表現するものの一つですよね。
お気に入りの服をキレイな状態で着ることができると、気分も上がります。
衣類の素材に合わせた正しいお洗濯することで、お気に入りの服をもっと長く着られるようになると嬉しいです。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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