わが家のドラム式洗濯機で「年間約20000円もの電気代がムダ」になっていたワケ

家のこと

2023.09.14 更新

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。我が家では1日に4回、洗濯機を回します。2回は外干し、2回は乾燥まで。これは洗濯機の使用頻度としては高い方だと思います。乾燥フィルターは毎回お手入れしているものの、乾燥させた時の衣類の埃臭さが気になるので、分解清掃を依頼しました。すると、とんでもない量の埃の塊が…!この埃のせいで、年間約2万円もの電気代が無駄になっていたことに気付きました。乾燥頻度の高い方は定期的に業者に依頼するのがおすすめです。

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※【9月14日更新】記事内の電気代に誤りがあり一部金額の修正をしております。

洗濯槽クリーナーを使っても臭う原因

洗濯槽クリーナーを使っていても臭う原因は埃かも出典:www.photo-ac.com

ドラム式洗濯機は、ドラムの回転により繊維が擦れ合うため、洗濯・乾燥の際に埃が出やすくなります。
湿気を含んだ埃は、カビの発生源にもなるため、カビを纏った埃が洗濯するたび衣類に戻り、黒ずみや嫌なニオイの原因になります。

厄介なのは、洗濯槽クリーナーや清掃では取ることが出来ない場所にも埃が蓄積してしまうこと。
これを取り除くには、専用業者に依頼するしかありません。

まだ買い替えて2年の洗濯機ですが、解体清掃をしたところとんでもない状態でした…!

「乾燥見直し」が続く場合は要注意

ドラム式では、乾燥が不十分な場合「乾燥見直し」機能が働きますが、我が家はいつも1時間半ほど予定より延長していました。

我が家の洗濯機「Panasonic NA-VX900」のスペックから調べてみると……

・標準乾燥モード 約98分 890Wh 

洗浄前は標準乾燥で90分で終わることがなく、プラス1時間半以上~はかかっていたのでざっと倍の時間として…

890×2=1780w
1.78kw×30=53.4円

年間だと……
53.4×30日=1,602円
1602円×12か月=19,224円

何と年間約2万円もの電気代を無駄にしていた計算に……。
中々乾かず、濡れた状態が続くことで、衣類に雑菌が繁殖し、嫌なニオイの原因にもなります。

洗濯研究家のドラム式洗濯機を解体してみたら…

乾燥ダクトに詰まった埃

たった2年の使用なのに、乾燥ダクトにびっしりと埃が詰まっていましたたった2年の使用なのに、乾燥ダクトにびっしりと埃が詰まっていました

特に乾燥ダクト周りは、埃がたまりやすい場所です。
びっしり埃が詰まっていました。この状態では乾燥時間が延長されるのも納得です。

髪の毛の塊がごっそり取れました髪の毛の塊がごっそり取れました

湿気を含んだ埃・髪の毛にカビが生え、それを含んだ温風が衣類に回っていたかと思うと、恐ろしいです。

洗濯槽ケースの裏側にこびりつく埃

濡れて乾燥して…を繰り返し、固くこびりついた埃がびっしり!濡れて乾燥して…を繰り返し、固くこびりついた埃がびっしり!

濡れた状態の埃が、乾燥で固まり、次の洗濯でまた濡れ、乾燥で固まる…を繰り返し、爪で剝がさないと取れないほど固くこびりついていました。

洗浄でスッキリ!まるで新品です洗浄でスッキリ!まるで新品です

洗浄していただき、新品のように。
月に1度、洗濯槽クリーナーを使っているので、洗濯槽自体はピカピカでした。

竹串で埃取りは絶対NG!

連結が外れたり、穴が開いたりし、故障の原因になるので、竹串の使用は絶対NG連結が外れたり、穴が開いたりし、故障の原因になるので、竹串の使用は絶対NG

パッキン部分を竹ぐしでお掃除している方も多いかもしれませんが、ここは連結が外れたり、穴が開いたりしやすいデリケートな場所。
水漏れ・故障の原因になるため、お手入れの際は、ティッシュや布など、柔らかいものを使いましょう。

解体清掃のメリット

無駄な電気代・時間をなくす

先程計算した通り、乾燥頻度の高い我が家では、埃のせいで年間約20,000円もの電気代を無駄にしていました。

乾燥が終わらず、家事が終わらないことも大きな無駄・ストレスだったので、家事の時短・効率UPというメリットもありました。

洗濯機の故障を予防

たった2年でこれだけ埃が詰まっているため、メンテナンスは欠かせないと実感しました。
ドラム式洗濯機は、縦型に比べて高価なものなので、しっかりお手入れをすることで長く使えるようになります。

衣類を清潔に洗える

一番のメリットは埃・カビを取り除くことで、衣類を清潔に洗い・乾かすことができることです。
嫌なニオイ・衣類の黒ずみ、子どもの肌への影響などを考えると、清潔な洗濯機でお洗濯をしたいですよね。

解体清掃の注意点

年に一度のメンテナンスで清潔に!

ご自身での解体は絶対NG!

ご自身での解体は、絶対にNGです。
今回、解体清掃の過程をすべて見ましたが、細かいパーツが多く、絶対に自分では元に戻せないと感じました。
洗濯機が故障してしまっては、元も子もないので、必ず業者に依頼しましょう。

コストは2~3万円

お住まいの地域・洗濯機の種類により料金が異なります。

毎月の電気代と比較するとメンテナンスを行う方が安いケースもあります。

年に一度のメンテナンスで清潔に・長く使おう!

我が家のように、乾燥頻度が高い場合は、年に1度メンテナンスをしようと思ういいきっかけになりました。
乾燥時間の長さや、埃のニオイでお悩みの方は是非検討してみてください。

詳細を見たい方は、是非こちらの動画をご覧ください!

動画で見る:【衝撃】洗濯機、解体してみたら...

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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