※【9月14日更新】記事内の電気代に誤りがあり一部金額の修正をしております。
洗濯槽クリーナーを使っても臭う原因
ドラム式洗濯機は、ドラムの回転により繊維が擦れ合うため、洗濯・乾燥の際に埃が出やすくなります。
湿気を含んだ埃は、カビの発生源にもなるため、カビを纏った埃が洗濯するたび衣類に戻り、黒ずみや嫌なニオイの原因になります。
厄介なのは、洗濯槽クリーナーや清掃では取ることが出来ない場所にも埃が蓄積してしまうこと。
これを取り除くには、専用業者に依頼するしかありません。
まだ買い替えて2年の洗濯機ですが、解体清掃をしたところとんでもない状態でした…!
「乾燥見直し」が続く場合は要注意
ドラム式では、乾燥が不十分な場合「乾燥見直し」機能が働きますが、我が家はいつも1時間半ほど予定より延長していました。
我が家の洗濯機「Panasonic NA-VX900」のスペックから調べてみると……
・標準乾燥モード 約98分 890Wh
洗浄前は標準乾燥で90分で終わることがなく、プラス1時間半以上~はかかっていたのでざっと倍の時間として…
890×2=1780w
1.78kw×30=53.4円
年間だと……
53.4×30日=1,602円
1602円×12か月=19,224円
何と年間約2万円もの電気代を無駄にしていた計算に……。
中々乾かず、濡れた状態が続くことで、衣類に雑菌が繁殖し、嫌なニオイの原因にもなります。
洗濯研究家のドラム式洗濯機を解体してみたら…
乾燥ダクトに詰まった埃
特に乾燥ダクト周りは、埃がたまりやすい場所です。
びっしり埃が詰まっていました。この状態では乾燥時間が延長されるのも納得です。
湿気を含んだ埃・髪の毛にカビが生え、それを含んだ温風が衣類に回っていたかと思うと、恐ろしいです。
洗濯槽ケースの裏側にこびりつく埃
濡れた状態の埃が、乾燥で固まり、次の洗濯でまた濡れ、乾燥で固まる…を繰り返し、爪で剝がさないと取れないほど固くこびりついていました。
洗浄していただき、新品のように。
月に1度、洗濯槽クリーナーを使っているので、洗濯槽自体はピカピカでした。
竹串で埃取りは絶対NG!
パッキン部分を竹ぐしでお掃除している方も多いかもしれませんが、ここは連結が外れたり、穴が開いたりしやすいデリケートな場所。
水漏れ・故障の原因になるため、お手入れの際は、ティッシュや布など、柔らかいものを使いましょう。
解体清掃のメリット
無駄な電気代・時間をなくす
先程計算した通り、乾燥頻度の高い我が家では、埃のせいで年間約20,000円もの電気代を無駄にしていました。
乾燥が終わらず、家事が終わらないことも大きな無駄・ストレスだったので、家事の時短・効率UPというメリットもありました。
洗濯機の故障を予防
たった2年でこれだけ埃が詰まっているため、メンテナンスは欠かせないと実感しました。
ドラム式洗濯機は、縦型に比べて高価なものなので、しっかりお手入れをすることで長く使えるようになります。
衣類を清潔に洗える
一番のメリットは埃・カビを取り除くことで、衣類を清潔に洗い・乾かすことができることです。
嫌なニオイ・衣類の黒ずみ、子どもの肌への影響などを考えると、清潔な洗濯機でお洗濯をしたいですよね。
解体清掃の注意点
ご自身での解体は絶対NG!
ご自身での解体は、絶対にNGです。
今回、解体清掃の過程をすべて見ましたが、細かいパーツが多く、絶対に自分では元に戻せないと感じました。
洗濯機が故障してしまっては、元も子もないので、必ず業者に依頼しましょう。
コストは2~3万円
お住まいの地域・洗濯機の種類により料金が異なります。
毎月の電気代と比較するとメンテナンスを行う方が安いケースもあります。
年に一度のメンテナンスで清潔に・長く使おう!
我が家のように、乾燥頻度が高い場合は、年に1度メンテナンスをしようと思ういいきっかけになりました。
乾燥時間の長さや、埃のニオイでお悩みの方は是非検討してみてください。
詳細を見たい方は、是非こちらの動画をご覧ください!