《方法1》クリップとの合わせ技で「しわけボックス」に
まずは紙袋のイチオシの使いかたを紹介します。
それは、片づけをするときの「仕分けボックス」に使うこと!
材料は「紙袋」「クリップ」「ペン」「紙」の4つです。
ごちゃごちゃになってしまった引き出しや、家族のモノが混ざって一時的に散らかっている場所を片づけるのは骨が折れますよね。一つずつ出したり定位置に戻したりするよりも、仕分けをしてから、まとめて運んでいくほうがあっという間に終わるんです。
紙袋を箱と違ってかさばりませんし、袋と異なり自立する。「ちょうどいい」仕分けボックスになりますよ。
ポイントはラベリングをすること。
100円ショップで購入できる情報カードなどに仕分けカテゴリを記入し、クリップで留めておくだけです。
分け方はそのときの状態に合わせて変えましょう。一例を紹介します。
収納を見直したいとき……「燃えるゴミ」「その他ゴミ」「(部屋名)に移動させる」
一時的に散らかった部屋をリセットしたいとき……「ヒト別」or「戻す場所別」
こんなメモをつけておくと、後から中身を確認しなくてもどこに戻すのか、どこに持っていくのかがわかりやすいですよ。
《方法2》ごちゃごちゃをサッと隠せる「退避ボックス」に
来客や定期点検、家庭訪問など、家に人が来る機会もあると思います。
積み上がった書類や、家族それぞれのこまごましたモノが混ざった場所などを片づけきれずに困っていませんか? あるいは、一時的にいろんなところに隠して、そのあとどこに何を入れたのか忘れてしまったり……。
そこでおすすめしたいのが、紙袋を使って隠すこと。材料はさきほどと同じで、この「紙袋」「クリップ」「ペン」「紙」の4つ。
このように「日付とあった場所」の2つを情報カードに書いて、クリップで挟んでおきます。
この状態なら、押入れなどに隠しておき、後日続きから片づけができますよ。
片づけられないままいくつか紙袋が溜まっていて、急に隠したモノが必要になったときも大丈夫。クリップに書いてある日付を参考にすれば簡単に探すことができます。
紙袋の中身がとても多い場合は、似たようなものを集めるのもいいですね。「書類」「おもちゃ」など。退避ボックスが多いと、戻す作業は大変です。その場合、《方法1》と合わせると早く片づきますよ。
自家用車だけでなくレンタカーにも!分別できる「車用ゴミ箱」に
レンタカーや自家用車の「ゴミの置き場所」にお悩みはありませんか?
燃えるゴミのほかに、ペットボトルなどの分別したいゴミもあるし、出かけて疲れているのに帰って仕分けをするのは大変です。
じつはこれも紙袋1枚で解決します。
完成形がこちら。分別ができるごみ箱です。
材料は「紙袋」「クリップ」「ビニール袋」の3つです。
まずは、紙袋にビニール袋をセットしましょう。ポイントは「3辺」にかけることです。
3辺をそれぞれクリップで留めて固定しましょう。
空いている部分は「燃えるごみ以外」置き場になります。ペットボトルなどを分別することで、帰宅後のしわけ作業が不要になりますよ。
自宅に置いておくときは、クリップを外してたたむとこんなにコンパクトに! カーシェアやレンタカーなど、自家用車を使わない方にもおすすめです。
その都度車から持ち帰ればまとめて運ぶことができ、帰宅後の仕分けもかんたんです。くたくたになったり、汚れたりしてきたら替えどき。
デザインが好みの紙袋は、何かを持ち出したり、人にちょっと渡すときに使えますよね。でも、好みじゃない紙袋でも、こんなに活用法があります。すぐに捨てなくても、たくさん活用してくたくたになってから捨てるのもおすすめですよ。