貯金が少なくても「幸せになれる人」「なれない人」の決定的な違い

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2023.12.15 更新

人はお金があるほど幸せになれると思いますか? 逆に、貯金が少なくても幸せになれると思いますか? 今回は心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんからお話しを伺いしました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。自分自身が生きづらさを抱え、本当の自分と向き合った30年間の経験をベースに、心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

貯金が少なくても「幸せになれる人」の特徴

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お金と幸せは別だとわかれば、「もっとお金が欲しい!」欲から抜け出せるかもしれません。

お金やモノがたくさんあれば、本当に幸せなのか?本当に自分らしく過ごせていると言えるのか。自分を見つめ直す機会になれば幸いです。

貯金が少なくても幸せになれる人の特徴を3つに絞って解説します。

1.自分のやりたいことが分かっている

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夢があるミュージシャンや芸人で成功を目指し、がんばっている人を想像してみてください。

やりたいこと、成功させたいことがある人は、「貯金」よりも「夢」が大切。「夢に向かって進んでいるのかどうか」で人生の幸せを考えています。趣味がある人も同様です。

本当にやりたいことや、好きなことがハッキリしている人は貯金の金額に振り回されず、幸せを感じる日々を過ごせるのです。

2.お金に対する感情が整理されている

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お金と関わるときの“自分の感情”を意識したことはあるでしょうか?
お金は「稼ぐ。使う。増やす。守る。」くらいしか関わり方はありません。

貯金は「守る」部分ですが、その他の「稼ぐ。使う。増やす。」にプラスの感情を持てていると、自然と「守る」ことも目的をもって楽しめるはずです。

例えば「10年後リタイヤするため」と目的を持っていたら、具体的に「10年後までに2000万貯めたい」「その後はこんな楽しい毎日が待っている!」のように、お金を「守る(=貯金)」ためにもポジティブな感情で行動できます。

また、もし「使う=お金が減る」「増やす=稼ぐのはツラい」といった感情で過ごしていると、マイナスの感情が蓄積されてしまいます。すると、「守る=貯金」も義務感となり、「お金がないから不安」な感情が押し寄せ、幸せを感じられません。

3.今をありがたいと感じている

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ついつい毎日を当たり前に過ごしてしまいますが、心と体の健康ほどプライスレスな価値はありません。

貯金があっても何の気力も起こらず、身体がだるくて外に出たくない、人に会いたくない状態だと幸せは感じられません。

よくクライアントさんに「指1本いくらで売ってくれますか?」と質問すると、「売らないです」と言われます。あなたは、指1本でもお金で買えない価値があると実感しながら過ごしているでしょうか?

ハンドクリームを塗るときに、愛おしさを感じながら塗っているでしょうか?
今あるものへの素晴らしさに感謝できると、貯金の金額に振り回されない幸せな感情を自分で大きく育てられます。

貯金が少なくても「幸せになれる人」と「そうでない人」の決定的な違い

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自分らしく生きることを大切にできているか、自分の人生を楽しんでいるかどうか、が決定的な違いだと言えます。

今の世の中はSNSなどで他人の情報が否応なしに目に入ってくるため「もっとお金がないと」「もっと物がないと」と思いがちです。

貯金が少なくても幸せになれる人は、本当に大切なものを知り、大切なものだけがあればいいと分かっているので毎日必要なものに囲まれている今に感謝しながら過ごせます。

未来は何が起こるか誰にもわかりません。つまり、「これさえすれば絶対に大丈夫」なものはないのです。

貯金がないと幸せになれないと思っている人は、「なんのために貯金が必要なのか」洗い直しがおすすめ。漠然と金額が多い方が安心では、脳は本気で動いてくれません。

やりたいことが自然と考えられてくると、さらに豊かな人生が送れます。

今の幸せを確認することや、お金に対する感情の整理は、今すぐ始められる処方箋です。ぜひ、今から取り組んでみてくださいね。

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