畳
セスキ炭酸ソーダは、大前提として「水濡れ厳禁」「水拭きできない場所やもの」には使えません。家の中で言うと、畳が代表的です。
セスキがしみ込むと、シミのように跡が残り、最悪の場合落ちません。そのほか、クロスなど水に弱い場所も使用NGです。
白木・無垢材
白木の家具や床は、セスキ炭酸ソーダがしみ込むと独特の風合いがなくなる恐れがあります。
畳と同じく、しみ込んだセスキが原因でシミや黒ずみが残ることも……。白木に限らず、天然素材を使用した家具や床は、セスキの強アルカリ成分で傷む場合がありますので、使用は避けた方が無難です。
フローリング
白木や無垢材以外のフローリングなら使えるのかと言えば、一部例外もあります。
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも洗浄力を持つ強アルカリ洗剤。たんぱく質を溶かす性質があるため、フローリングの特殊加工をはがしてしまう恐れもあるのです。
すべてのコーティングを溶かすわけではありませんが、変色やシミになる恐れも……。
フローリングのお手入れに使うのなら、中性のリビング用洗剤やマルチクリーナーがおすすめです。
セスキ炭酸ソーダの特性を知っておこう
このほか、アルミ製品や漆塗りなど、コーティングをはがす恐れのあるものもセスキ炭酸ソーダは不向きです。
セスキ炭酸ソーダは幅広い掃除に使えますが、強アルカリ性という特徴があるからこそ、使う場所には注意しなくてはなりません。不安なときは、目立たない場所でテストしてから使うと安心です。