息子が東大に合格したみきママに聞いた!お弁当に毎日入れた「3つの栄養素」とは

家族・人間関係

2024.03.08

インスタやYouTubeのフォロワー数がそれぞれ40万人以上のおうち料理研究家、みきママこと藤原美樹さん。長男の遥人くんは、昨年春に東京大学に合格しました。みきママは合格までの間、遥人くんに毎日お弁当を作り続けたと言います。遥人くんの東大合格のパワーになったお弁当レシピは、子育て中のママたちにとって気になる内容ですよね。今回はお弁当作りについて、みきママの子育てについてお話を聞きました。

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お話を聞いたのは……みきママさん

みきママさん

ブログフォロワー74万人、インスタフォロワー40万人、YouTubeチャンネル登録者数44.5万人と大人気のおうち料理研究家。アイデア満載でつくりやすいメニューに定評がある。

東大合格弁当

みきママの東大合格弁当』(扶桑社)
著者:藤原美樹
定価:1540円(税込)

お弁当には、受験生に必要な3つの栄養素を

お弁当出典:stock.adobe.com

――3月に発売になる『みきママの東大合格弁当』、一足先に拝見しました。

ありがとうございます。タイトルを見ると、東大に合格できるお弁当みたいに見えますが、長男の遥人が東大に合格するまでに私が作っていたお弁当のレシピが載っています。

――おいしそうなのはもちろんですが、受験生に必要な栄養素を意識した食材を使っていて、かなり考えて作られていたんだなぁと驚きました。

そうなんです。どのレシピにも、受験生が食べるお弁当には絶対欠かせない3つの栄養素、「レシチン」「ビタミンC」「カルシウム」がたっぷり入っています。この3つさえしっかり摂っておけば大丈夫! と言っても過言ではないくらい大事な栄養素です。

――3つの栄養と聞くと、お弁当作りのハードルが上がるのでは? と思っていました。

ハードルは低いです! ビタミンCはフルーツから摂れるので、切って入れるだけ。トマトやブロッコリーでもOKです。記憶力アップに効果的なレシチンは、卵と大豆で摂取できます。卵は必ずお弁当に入れる食材の一つですよね。大豆は、納豆を朝か夜のどちらかで食べられたらOK! ただ、カルシウムだけは、お弁当のおかずとなるとハードルが高く感じてしまうかもしれません。

子どもの嫌いな食材はあえてお弁当に入れた

お弁当出典:stock.adobe.com

――カルシウムとなると、魚のおかずを入れるといい、ということですか?

そうですね。でもお弁当のおかずに魚? となるじゃないですか。うちの息子たちも最初は嫌がったんです。「もう、お弁当に魚入れないで」って。でも「入れないで」と言われたものをお弁当のおかずから外していくと、使える食材が減ってしまいます。私は、子どもが嫌いなものはあえてお弁当に入れるようにしていました。魚しか入ってなかったら食べるんですよ。嫌いなものもお弁当に入れると食べてくるので、これはおすすめです。

――では、みきママが作るお弁当には魚のおかずもふんだんに入るのですね。

入れます。よく使うのは、鯖缶、しらす、ちりめんじゃこです。お弁当のおかずだけで足りないと思ったら、朝にヨーグルトを出して調整しています。カルシウムって精神を落ち着かせるし、賢くなる効果があります。わが家では、子どもたちとケンカをした後は、カルシウムたっぷりのご飯を出します。そうすると、気持ちが落ち着くので食べ終わる頃には仲直りできるんです。

――すごい! ごはんで仲直り! 素敵ですね。カルシウムは精神を落ち着かせるということですが、他の2つはどのような効果があるんですか?

レシチンは記憶力アップ、ビタミンCは免疫を整えるのに効果的です。3つをすべてお弁当で補う必要はなくて、1日の食事で摂取できていたらOKです。朝バタバタして、おにぎりしか持たせられないこともあるじゃないですか。そしたら、夜にしらすをたっぷり食べさせるとかね。お弁当って作るのが大変というイメージがあると思うんですけど、レシピ本を見てもらえれば、お弁当へのハードルがすごく下がると思います。

ママ達にもぜひ食べてもらいたい!

お弁当出典:stock.adobe.com

――確かに、本を見ていたらできそうな気がしました。ただ、毎日作るのはモチベーションが続くか不安です(笑)。

ですよね。毎日元気にお弁当を作り続けるためには、まずお母さんに、この本に載っているレシピを食べてほしいんです。私は今大学に通っているので、自分も同じお弁当を食べているし、作りながらツマみます。そうすると、朝から元気になるんです。

――みきママも数年前に大学受験されていますもんね。

数年ぶりに受験勉強をしたときに、自分の記憶力や集中力の衰えに驚きました。1度経験している受験勉強なのに、若い頃とは全然違うんです。それに、年齢的にイライラしたりとメンタルもなかなか安定しないんですよね。それも、子どもたちのために作るお弁当を一緒に食べているうちに改善されたんです。現役の大学生として、20歳の子たちと並んで勉強していますが、私負けていませんよ。こう見えて成績良いんです! 食べたものが身体を作ります。健康になるためには、食べるものを意識することが本当に大事です。脳って食事でもきっと変わるので、食べ物で整えましょう!

――そう聞くと、かなり意識の高い食生活をしなくてはいけないような気持ちになりますが、みきママのレシピはとても庶民的ですよね。

こだわりがある方はあって良いと思います。ただ、こだわりすぎると家計的に厳しいという方もいると思うんです。だって、今本当に物価が高いんですよ。スーパーに行くとすぐに1万円が飛んでいきます。だから私は、できる限り庶民的でお得な食材を使って、健康的に勉強ができるようになるおかずを作ろうと一生懸命考えました。どこでも買えるお手頃価格な食材を使ったお弁当で、子どもも自分も賢くなっちゃいましょう!

お弁当出典:stock.adobe.com

みきママが教えてくれた3つの栄養素。毎日食べるものから、メンタルの安定や勉強への意欲、集中力といった効果が期待できるなんて驚きでした。みきママのお話を聞いていると、お子さんのことを細かく観察しながら、必要な栄養素を食事でしっかりサポートしてきたんだなと感じます。『みきママの東大合格弁当』にはそのヒントがたっぷり詰まっているので、お弁当作りしているお母さんたちにとっては必須アイテムになりそうですね。次回は、みきママの子育てについてのお話をお聞きします。

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著者

山田かほり

山田かほり

フリーライター歴10年。読んだ人の心にふわっとした空気が流れるような記事や情報をお届けできるよう心がけています。

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