油は3~4回でとり替えを
一度使った油は、元のきれいな状態には戻りません。世の中にはライフハックがありますが、疲れた油を回復させることはできないんです。
そのため、油の使用回数は3~4回が基本。酸化がすすんだ油を使うと、おいしさが半減するだけでなく、胃もたれや食中毒などを引き起こす恐れがあります。
揚げ油を廃棄する目安
食材や料理によって汚れ具合が異なるため、使用回数3~4回はあくまでも目安です。
唐揚げなど粉を使う揚げものや、魚は油が汚れやすく、1回でも劣化します。処分するべきか迷ったときは、「色・粘度・におい・泡」で判断しましょう。
色が濃い
もともとの油は透明ですが、酸化がすすむと茶色に変化します。色が濃いほど、油が疲れているサインです。
粘度が強い
揚げ物を終えた後、油が冷えたときに粘り気がある場合も廃棄の目安です。
においがきつい
油を繰り返し使うと、なんともいえないイヤなにおいがします。
加熱して油の温度があがったときに、オイルくささがする場合は新しい油に替えましょう。
泡が消えない
加熱中に泡が消えない場合は、油が疲れている証拠です。そのまま使い続けると、食材が見えないほどに泡が増えます。
油は鮮度が命!使いまわしはほどほどに
疲れた油を使い続けると、健康被害や味が落ちるなどのリスクがあります。
使用回数はもちろん、色・粘度・におい・泡の出具合などで「廃棄するタイミング」を見極めて、フレッシュな油で揚げ物を楽しみましょう。