熱湯で混ぜるのはNG。「オキシクリーン」のじつは“やってはいけない使い方”【知って得する掃除術】

家のこと

2024.05.01

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家中の掃除に使える酸素系漂白剤の「オキシクリーン」。黒ずみから油汚れまでしっかり落とす優れものですが、注意点もいくつかあります。ここでは、じつはNGな「オキシクリーンのやってはいけない使い方」をご紹介します。

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オキシクリーンのやってはいけない使い方

NGその1.熱湯でまぜる

お湯出典:stock.adobe.com

粉末のオキシクリーンは、溶かして使うと酵素の泡がたっぷり出て、汚れをより落としやすくしてくれます。
ただし、熱湯はNG。化学反応が早まり、酸素が一気に放出されて洗浄効果が半減してしまうからです。
オキシクリーンは、40~60℃のお湯で溶かすことを推奨していますので、熱湯と混ぜるのは避けましょう。

NGその2.密閉した容器に入れる

容器出典:stock.adobe.com

オキシクリーンとお湯を混ぜあわせた「オキシ溶液」は、化学反応で酸素の泡が発生します。
この泡で頑固な汚れを落とすしくみなのですが、密閉容器に入れると容器は破裂する恐れがあるため危険です。
オキシ溶液をつくる場合はボウルなどを使い、密閉しないよう注意してください。
ちなみに、粉状のオキシクリーンも密閉容器への移し替えはNGです。

NGその3.オキシ溶液をつくり置きする

オキシ溶液

オキシ溶液は家中の掃除に使えて便利ですが、つくり置きはできません。
オキシクリーンとお湯が合わさって発生する酸素の泡は、約6時間が限度です。それ以上経過すると、酸素の力がなくなるとともに洗浄効果も落ちます。
つくり置きをしても本来の洗浄効果を発揮できませんので、使うたびに必要なぶんをつくりましょう。

オキシクリーンを賢くただしく使おう

オキシクリーンは化学反応で汚れが落ちるクリーナーだからこそ、気をつけるべきことがいくつかあります。
使い方を間違うと、洗浄力が落ちて掃除効率が悪くなるだけでなく、危険をともなう場合も。
ただしい使い方、避けるべきことを確認して、オキシクリーンを家中の掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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