教えてくれたのは……株式会社ドラゴン教育革命代表 坂田聖一郎さん
愛知教育大学教育学部卒業後、東京NSC9期に入学。同期だった現在「しずる」村上純とコンビを結成するも解散。愛知教育大学大学院に入学。大学院生の傍ら、定時制高校で非常勤講師として国語を教える。卒業後、愛知県豊田市の正規教員として小中学校に勤務。2020年7月には「株式会社ドラゴン教育革命」代表取締役に就任。2022年「ままためコーチング塾」をスタート。
仲良くしていると幸福度が下がる「距離を置いたほうがいい人」3つの特徴
距離を置いたほうが良い人の特徴は、自分に意識が向きやすい人です。具体的には3つの特徴があります。
1.自己主張が強い
自己主張が強いとは、極端に自分の意見だけを伝える状態です。
基本的に私たちは、伝える、聞く、共感するというバランスの取れたコミュニケーションからつながりを感じます。
しかし、自己主張の強い一方的なコミュニケーションは、相手からすると疲れてしまいます。中にはすでに「あの人は自分の話ばかりするからあまり話をしたくないなぁ」と思う相手もいるではないでしょうか。
自分の幸福度を下げないためにも、距離を置いたり、早めに切り上げたりする勇気を持つことが大切です。
2.他人の課題に踏み込む
他人の課題に踏み込んでくる人も距離を置くべき人です。
例えば、こんな場面に遭遇したことはありませんか?
- 聞いてもないのにアドバイスをしてくる
- 「○○してあげましょうか?」など過剰に干渉してくる
自分の課題と他人の課題を分離できない人は、相手の境界線を超えてどんどん干渉してきます。この過干渉に対して、きっぱり断れない人は自尊心が低下する可能性があるので注意が必要です。
とらえ方を変えると、過干渉してくる相手をきっぱり断れないことが自分の課題ともいえるでしょう。
自分が悩んでいることやうまくいかないことは自分の課題。そうでなければ相手の課題。
このように割り切って考えると、距離を置くべき相手かどうかわかるようになります。
3.承認欲求が強い
3つ目は、承認欲求が強すぎる人です。
認められたい思いが強いと、
- 「他人を蹴落としてでも、自分を認めてほしい」
- 「他人の成果を過小評価する」
このように、コミュニケーションのすべてが自分の承認欲求を満たす方向に偏ってしまいます。言葉や態度の節々に表れるため、コミュニケーションを取っているだけで他人の自己肯定感を下げてしまうのです。
特によく比較する人や結果だけにこだわるタイプの人にこの傾向があるので、距離を置いた方がよいでしょう。
当てはまる人が身近にいる……そんなあなたへ
基本的に、他人を変えることはできません。もし、身近に他人の幸福度を下げてしまう人がいるのなら、それはあなたの居場所ではない証拠。
自分が活動する場所を変えるという選択肢は常に持っておいてよいと思います。それは、学校でも職場でも同じです。
その場所を選び続けているというのが、ある意味あなたの課題なのです。