素材が傷む恐れも。「サンポール」で掃除するときの“3つの注意点”

家のこと

2024.05.03

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。強力な洗浄力で、頑固な汚れをスッキリと落としてくれる「サンポール」。黒ずみや尿石などの厄介ものを退治してくれる頼りになる洗剤ですが、じつは使い方には注意点も。ここでは、やってはいけない「サンポールの間違い掃除」についてご紹介します。

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注意点その1.素手で掃除をする

素手で使わない

サンポールは成分に塩酸が含まれている、強力な酸性洗剤です。酸とマイナスイオンの力で洗浄パワーを発揮しますが、手で直接触れると肌が傷む恐れがあります。
サンポールを使うときは手袋が必須。万が一皮膚についてしまった場合は、すぐに石けんと水で洗い流してください。

注意点その2.便器・トイレタイル以外は使えない

床には使えない

サンポールは、便器内・トイレタイル専用の酸性洗剤です。サンポールを販売するKINCHOでは、用途外の使用を行わないよう注意喚起をしています。
そのため、便器・トイレタイル以外のお手入れには使えません。トイレ用クリーナーではありますが、床・壁・便座などは変色したり傷んだりする恐れがありますので、避けましょう。
ちなみに、トイレタイルには原液のまま使用すると刺激が強いです。100mlの水に対してサンポールを2プッシュし、5~6倍に薄めて使用します。

注意点その3.使用後は必ず水で流す

使用後放置しない

便器内やトイレタイルにサンポールが残ったままだと、変色やコーティングのはがれなどのリスクがあります。
長時間のつけ置きも素材が傷みますので、2~3分でにとどめましょう。
掃除を終えた後は、洗剤が残らないようしっかりと水で流してください。

サンポールは換気しながら単独で

酸性洗剤と塩素系の洗剤を同時に使ってはいけないことはよく知られていますが、わかっていても“うっかり”混ざってしまう可能性もゼロではありません。
塩素系漂白剤を使った後にサンポールで掃除をすると、残っていた洗剤と反応して有毒ガスが発生します。リスクを避けるには、「サンポールを単独で使う」がもっとも安全です。
使用時は必ず換気・手袋をし、ただしい方法でトイレ掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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