乾物の弱点は「湿気」
乾物は水分を抜いているため、傷みにくいと思われがち。もちろん、未開封の状態であれば常温で長期間保存できます。
しかし、開封済みとなれば話は別。保存性が高い長所がある一方で、湿気を吸い込みやすい弱点もあるのです。
そのため、開封後の乾物を常温保存するのはNG。湿度が高い環境におくと、風味や栄養価が落ちる場合があります。
乾物をただしく保存するには?
開封して余った乾物の、ただしい保存方法もお伝えします。
密閉容器・食品保存用袋に入れる
使いかけの乾物は、空気に触れないよう密閉して保存しましょう。容器でも袋でもかまいません。
乾燥材と一緒に保存する
食品用の乾燥材を入れて、湿気をから守るのもひとつです。購入した乾物にもともと乾燥剤が入っている場合は、捨てずに使いましょう。
冷暗所で保存する
開封後の乾物は、基本的に冷暗所で保存します。
冷暗所とは、湿度が溜まりにくく温度変化が少ない場所のこと。キッチンの戸棚などが該当しますが、季節や家のつくりによっては湿気がこもりやすい場合もあるため、注意が必要です。
冷暗所として適切な場所がないときは、「冷蔵庫」で保管するのもひとつ。冷蔵庫内は湿度だけでなく温度も低いので、低温劣化しないよう密閉容器や袋に入れましょう。
梅雨は乾物が傷みやすい
湿度が上がる梅雨の季節が近づいています。乾物が苦手とする高温多湿の時期に備えて、ただしい保管場所・保管方法を知っておきましょう。