本みりん
アルコールと糖分が含まれている本みりんは、酒類に分類されます。みりん風調味料と比べて価格が高いのは、原材料の違いもありますが、酒税がかかっていることも理由のひとつです。
みりんを冷蔵庫で保存すると、糖分が白く固まって結晶化することがあります。問題なく使えますが風味が落ちる場合もありますので、本みりんは「冷暗所で保存」するのが適切です。
未開封の場合は1年ほど持ちますが、開封後は3ヵ月程度で使い切るようにしましょう。
ちなみに、みりん風調味料はアルコールをほぼ含んでいないため、常温で保存すると劣化します。名前がよく似ていますが成分は異なりますので、「本みりんは冷暗所」「みりん風は冷蔵庫」と覚えておきましょう。
砂糖
砂糖にとって、湿気は大敵。冷蔵庫内は乾燥しやすい環境ですが、頻繁な開け閉めによって結露が発生します。このわずかな結露も、砂糖が劣化するには十分な水分です。
温度差によって生じた結露は、砂糖が固まったり変色したりする原因になります。
砂糖は常温保存が基本。常温とはいっても、水まわりやコンロ周辺などの湿度が高くなる場所は不向きです。
密封できる容器に入れて、できるだけ湿度の影響を受けないところに保管しましょう。
はちみつ
長期保存できるはちみつですが、冷えると結晶化しやすい特徴があります。本みりんと同じく、白く固まっても食べるのには問題ありませんが、扱いづらくなるため避けた方が無難です。
はちみつは基本的に「常温保存」が適切。ただし15度以下で結晶化するため、冬場は常温で置いていても固まることがあります。
そんなときは、電子レンジで軽く温めて、とろとろの状態にもどしてから使いましょう。
ただし、はちみつに似たケーキシロップやメープルシロップは、「開封後、涼しい場所で保存」と記載されている場合がありますので注意してください。
正しく保存して使い切ろう
調味料によっては、開封後に冷蔵保存をしない方がいいものが多数あります。
ただし、ここでご紹介した内容はあくまでも一例です。使用している原材料や成分によって、最適な保存方法は異なります。メーカー推奨の保存方法を確認のうえ、調味料の特徴に合う正しい方法で保存しましょう。