教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
衣類に染み込んだ臭いが取れない
今回は、衣類に染み込んだ臭いを落とす方法を2つご紹介します。タオルやハンカチ、ワイシャツ、帽子などいろいろな衣類に染み込んだ嫌な臭いを落とす方法です。さっそく、ご紹介します。
1.重曹を使う
1つ目は、鍋と重曹を使う方法です。鍋の大きさは臭いを取る衣類によって変えてください。鍋に水を入れて沸騰させて、熱で衣類の中の臭いを消していきます。これだけでも臭いが取れるのですが、家庭にあれば重曹を準備するとより臭いが取れやすいです。重曹は掃除などにも使えるのでおすすめです。
重曹の分量は、今回はタオル1枚に対して山盛りの大さじ1を入れました。しっかりと溶かしてください。重曹を入れて沸騰させていったん火を止め、臭いを取る衣類を入れます。再度沸騰させて20秒くらい煮だして、火を止めて冷まします。水を入れて冷ましてもOKです。熱が取れたら衣類を軽くしぼり、そのまま洗濯機へ入れてください。このままほかの衣類と一緒に洗濯してください。洗濯後は、さっぱりとしたタオルになります。
2.アルカリ電解水で手軽に落とす
2つ目は、アルカリ電解水を使う方法です。煮だしが大変に感じる方には、スプレーするだけの方法がおすすめです。アルカリ電解水はベースが水になり、水を分解したアルカリ度を高めた洗剤になります。
ワイシャツやティシャツの茶色くなった襟元の汚れも一緒に落とせます。これらの汚れは臭いの原因にもなります。襟元のほかにも、脇や胸元の部分、背中の部分、帽子などの臭いや汚れがついている気になる部分に、アルカリ電解水をスプレーしていきます。
ベチャベチャとなるくらいに吹きかけてOKです。手についたり、吸い込んだりしないように注意しながら行ってください。脇や胸元など汗が発生しやすい部分にもスプレーを吹きかけるのもおすすめです。帽子やハンカチなど面積が小さいモノは、全体にアルカリ電解水を染み込ませて、あとは洗濯機に入れて回すだけです。
洗濯を終えると臭いや黄ばみがなくなり、さっぱりとした感じになります。タオルなど面積の広い衣類に吹きかけるとたくさん使うので、よくアルカリ電解水を使う場合は、10Lなどの量を買うのがおすすめです。
こすらなくても落ちる
ブラッシングしたりこすったりしなくても黄ばみや臭いが落とせます。どちらの方法も効果はありますが、煮だす方法の方が効果を感じます。ぜひ一度試してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しています。
※洗濯前に対象物の素材を確認、また説明書等にて当記事の方法(使うグッズや洗剤など)で問題ないか事前にご確認ください。