「大根」は部位ごとに栄養が違う!健康に役立つ“体が喜ぶ食べ方”【知って得する食材の知識】

料理・グルメ

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2024.06.17

大根はどのようにして食べていますか? 管理栄養士の関口絢子さんによると、じつは大根は体が喜ぶ食べ方があるんだそう。今回は、「大根の効果的な食べ方とアレンジレシピ」を教えていただきます。

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教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん

料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信見出しタイトル

大根の調理はいろいろあるけれど……

大根出典:www.photo-ac.com

今回は、動脈硬化とがん予防に役立てる効果的な食べ方をご紹介します。大根はいろいろな調理方法がありますが、じつは大根おろしがいいんです。大根は、ビタミンCや消化酵素のジアスターゼやオキシダーゼを含んでいます。

大根

焼き魚と大根おろし出典:www.photo-ac.com

ジアスターゼやオキシダーゼの期待できる効果は、以下の通りです。

・ジアスターゼ……でんぷんを消化する酵素。胸やけや消化不良の予防にも役立つ。
・オキシダーゼ……たんぱく質や脂肪を分解する酵素。魚の焦げの発がん物質を解毒する作用がある。

焼き魚に大根おろしを添えるのは、理にかなった食べ方なんです。心疾患や脳血管疾患の予防には、大根に含まれるイソチオシアネートが有効です。イソチオシアネートはアブラナ科特有の辛味や苦味の物質です。抗酸化作用が非常に強く、血管の炎症を抑える、がん予防、解毒酵素を増やす働きに期待ができます。

「効果的な大根」の食べ方

大根おろしだとなんでもいいわけではなく、最大限に効果を発揮するためのポイントが3つあります。この3つを踏まえて、毎日の健康に役立ててください。

  1. 大根の先端部分を使う(葉っぱ側よりもイソチオシアネートが多く含まれるため)
  2. 皮ごと使う(皮の付近にイソチオシアネートが多く含まれるため)
  3. すりおろす調理が効果的

作り方

1.大根は皮をつけたまま、すりおろし器でおろします。

大根をおろす女性出典:www.youtube.com

大根おろしの水分にもイソチオシアネートが含まれますが、気になる方は少し取ってください。

大根おろし出典:www.youtube.com

おろした大根とポン酢(適量)を混ぜ合わせて、ひと口大にまとめます。まとめた大根おろしをブリで巻いて食べるのもおすすめです。好みで七味唐辛子を振って食べてみてください。

大根おろしとブリ出典:www.youtube.com

注意点

  • 大根おろしを食べる際は、空腹時にいきなり食べないでください。粘膜をいためる恐れもありますので、食べ物と一緒に食べてください。
  • もし加熱する際には、長時間の加熱には弱いので、素材に火が通ったぐらいのところで止めておくのがポイントです。
  • 大根おろしは酸化しやすく揮発しやすいので、15分~20分のうちに使ってください。

いかがでしたか? 大根おろしはみそ汁に入れたり、納豆と混ぜたり、焼いた肉に添えるなどもできます。いろいろな食材に大根おろしを活用して、頻繁に食べるといいですよ。

※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。

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著者

ayako

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「笑顔になるように」を大切に毎日を過ごしています。 子どもと図書館で一緒に過ごすことが大好きです。 皆さんのお役に立てるように頑張ります。

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