洗濯物のニオイの原因「洗濯槽のカビ」をごっそり落とす!洗濯槽クリーナーの使い方“3つのポイント”

家のこと

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2024.07.04

ジメジメと蒸し暑くなる時期になると、洗濯物のイヤなニオイが気になりませんか? 梅雨から夏にかけて、とくに気をつけたいのが“洗濯槽のカビ汚れ”なのだそうです。そこで今回は、お掃除アドバイザー・ハウスクリーニング専門家の春日 富士さんに「洗濯槽クリーナーを効果的に使うポイント」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……春日 富士(かすが ふじ)さん

春日さん

清掃代行 NAGAREBOSHI 本部統括兼、FC事業部長。一般社団法人日本洗濯機クリーニング協会 理事兼事務局長。お掃除アドバイザー。多くのメディアでご意見版コメンテーターとしても活動している。

湿気が多い季節は「洗濯槽のカビ」に要注意

洗濯出典:stock.adobe.com

梅雨シーズン特有の洗濯物のイヤなニオイは、じつは洗濯槽のカビが原因となることが多いのを知っていますか?

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洗濯槽にこびりついたカビが洗濯中にはがれ落ちて衣類に付着し、そのまま干してしまうと、ニオイだけでなく衣類の黒ずみの原因にもなります。洗濯槽をキレイに保つために、洗濯槽クリーナーを上手に取り入れましょう!

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洗濯槽クリーナーは「汚れがつく前に使う」のが鉄則

洗濯槽クリーナーの効果を最大限に得るためには、以下の3つのポイントが大切です。

洗濯槽クリーナー使用時の3つのポイント出典:www.photo-ac.com

1.汚れがつく前に使う

洗濯槽にびっしりと汚れがついてしまってからでは、落とすのに手間も時間もかかってしまいます。軽い汚れのうちに、定期的に掃除するのがベストです。

多くの方が「梅雨から夏にかけてのカビが発生しやすい時期が終わった後に洗濯槽クリーナーを使って掃除すればよい」と考えがちですが、それはNG。
梅雨入り前、梅雨の間、梅雨明け後、できれば3回おこなうのが理想的です。掃除をすればするほど、効果が実感できます。

2.酸素系のクリーナーを使う

酸素系の洗濯槽クリーナーがおすすめ

酸素系と塩素系のクリーナーそれぞれにメリットがありますが、私のおすすめは「酸素系の洗濯槽クリーナー」です。
酸素系には発泡力があるため、汚れを根っこから泡で浮かせてはがし取ってくれます。カビ以外の雑菌や柔軟剤残りなども、まとめて取ってくれますよ。

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3.つけ置き時間を守る

各メーカーが指定するつけ置き時間よりも短いと、十分な効果が得られません。つけ置きが必要なクリーナーを使う場合は、必ず時間を守ってください。

投入してボタンを押すだけで完了の「洗濯槽クリーナー」

お掃除のプロである春日さんがおすすめするのは、「カビトルネード Neo」。竜巻洗浄と発泡パワーで、つけ置き不要の洗濯槽クリーナーです。これひとつで、カビ、洗剤カスなどの汚れを取り、除菌・消臭効果も発揮してくれるとのこと。

「カビトルネード Neo」

汚れやニオイが気になり始めた洗濯槽に、実際に使ってみました!

使い方

1.洗濯槽内が空の状態で、A剤(粉剤)・B剤(液剤)を洗濯槽に直接全量投入します。

A剤とB剤を投入する

2.その後、洗濯機の「標準コース」で「洗い→すすぎ→脱水」を1サイクルおこなうだけで完了です。

標準コースで回すだけ

途中経過です。モコモコの泡が洗濯槽に広がっています。

泡が汚れを浮かせてはがし取る

完了後は洗濯槽内にこもっていたニオイがスッキリ! つけ置き不要なので、忙しい日でもサッと手軽に掃除でき時短になるのが◎です。

汚れもニオイもスッキリ

今回はドラム型式を使いましたが、縦型式もあるようですよ!

※すべての菌やニオイを除菌するわけではありません。使用上の注意をよく確認のうえ、使用してください。

排水ホースにも注目

排水口

排水口からのニオイが気になるときには、「カビトルネード 排水ホースクリーナー」がおすすめとのこと。洗濯槽クリーナーを使ってもニオイがとれない……と悩む主婦の方のリアルな声を反映して商品化され、掃除が面倒な排水ホースも簡単な方法でキレイにすることができるのだそうですよ。

洗濯槽のカビ予防には「乾燥させる」こと

洗濯

洗濯槽のカビを予防するには、「乾燥させる」ことが一番です。
湿気が溜まることで、カビやニオイが発生します。可能であれば常に洗濯機のフタを開けっぱなしにして、洗濯槽内を乾燥させてあげましょう。

サーキュレーター出典:stock.adobe.com

多くのご家庭では洗濯機がお風呂の脱衣所に置かれているため、脱衣所の湿気対策として換気をおこなうこともポイントです。
サーキュレーターを脱衣所に置き、湿気を外に逃がすようにしましょう。除湿機能つきのものなら、さらに効果的。洗濯機の上のラックに、小型のファンをクリップで留めておくのもおすすめです。
この方法は、洗濯槽はもちろん、お風呂のカビ対策にもつながりますよ!

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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