黒カビはどうして繁殖するの?
洗濯槽裏は湿度が高く、洗濯物の汚れや洗剤・柔軟剤の溶け残りが蓄積しやすい環境です。これらが黒カビの栄養源となり、繁殖しやすくなります。また、洗濯槽の裏側は目に見えないため、ご自身の手で清掃ができないことも黒カビが繁殖する原因になります。
黒カビの繁殖を抑えるには?
黒カビが繁殖する条件である「湿度」「栄養源」を減らすことを意識して、洗濯機を使いましょう!
洗濯のプロがやっている洗濯後の3つの習慣
1.洗濯槽に洗濯物を放置しない
洗濯前後に、洗濯槽に洗濯物を入れっぱなしにすると、衣類の湿度・雑菌により、洗濯槽に黒カビが繁殖しやすくなります。
洗濯槽は洗濯カゴではありません!
洗濯前の洗濯物は、風通しの良い洗濯カゴで保管し、洗濯直前に洗濯槽に入れましょう。
洗濯後は濡れた洗濯物をすぐに槽から出します。濡れたまま放置すると洗濯槽の黒カビを増やすだけでなく、洗濯物の雑菌が増え、生乾き臭の原因にもなります。
2.糸くずフィルターの汚れを取り除く
濡れた糸くずを放置すると、いつまでも洗濯槽の湿度が下がらず、カビの温床となってしまいます。糸くずフィルターは必ず掃除し、乾かしてから戻しましょう。
3.洗濯槽の換気をする
洗濯後は蓋を開け、換気します。小さなお子さんやペットがいるご家庭は、洗濯槽の中に誤って入らないよう部屋のドアを閉めるなどの対策をしましょう。
洗濯機の自動槽洗浄機能をもっと活用しよう
多くの洗濯機には、自動槽洗浄機能が搭載されています。
洗濯後に強水流で洗濯槽・外槽内部を洗浄することで、洗剤・柔軟剤・皮脂残りを洗い流し、黒カビの繁殖を予防できます。この機能は、購入時はオフになっていることが多いので、洗濯機の設定を確認してみましょう!
風乾燥の機能がある場合は、週に一度ほど使用し、洗濯槽内を乾燥させ、湿気を取り除くとなおよいでしょう。
梅雨前に必ず洗濯槽掃除を!
これから先は気温が高くなり、黒カビがより繁殖しやすい季節になります。
梅雨は、部屋干しの機会も増えるため、生乾き臭をを予防するためにも洗濯槽を清潔にすることが不可欠です。
半年掃除していない洗濯槽は黒カビだらけ
もし、昨年末から一度も洗濯槽を掃除していない場合、洗濯槽裏はこのくらい黒カビだらけかもしれません。梅雨入り前に必ず洗濯槽掃除をして、生乾き臭を予防しましょう!