「つくろいもの」を放置してしまうのは、あなたのせいじゃない
ボタンが取れた服。
穴のあいた靴下。
剥がれかけているワッペン……。
こうした「つくろいもの」を放置してしまった経験はありませんか? わたしはよくあります。ところが、「糸の収納」を見直してみたら、一年放置していたつくろいものにすぐに取りかかれたんです。
原因は性格じゃなくて「準備不足」でした。
つくろいものが面倒で、後回しになりがちなのは、縫いはじめる前の手間があるから。「必要な色の糸を用意する」「針に糸を通す」「糸を玉結びする」が面倒で後回しにしていたんです……。
同じように放置しがちな方は、100円ショップで揃う材料で "つくろいもの専用ソーイングセット”を作れば、すぐに取りかかれるようになるかもしれません。
材料と作り方を紹介
まずは材料を紹介します。入れものとして使うのは、ダイソーやセリア等で購入できる透明収納ケース「SIKIRI10」です。SIKIRIシリーズは数種類ありますが、このサイズ感がちょうどいいので、ぜひ「SIKIRI10」を選んでみてくださいね。
糸も専用のものを用意すると便利ですよ! 私はダイソーで購入した「カラー縫い糸10本入り100m巻き」を使っています。これはベーシックカラーと、その横に数個が入ったものです。色ものの服や小物を多くお持ちの方は、同じシリーズの「パステルアソート」を探してみてください。
針は10本です。ここではダイソーで購入した10本の手ぬい針セットを使っています。
また、適当な大きさのハギレもご用意ください。家にある不要な服をカットしてもいいですし、100円ショップでハギレを買ってきてカットしても良いです。
さて、準備ができたらつくりかたは簡単! こちらが完成形です。
「わが家で使いそうな10色の糸」を選んだら、1色ずつ1本の針に通して玉結びをします。結んでもカットはせず、針先をハギレに刺した状態で収納ケースに入れていきましょう。
使うときは、必要な色の針を取り出して、玉結びの外側でカットすればすぐにはじめられます。使い終わったら、また玉結びしてから戻しておきましょう。
やる気は動くことで生まれます。一度準備してしまえば面倒くささはなくなる。すぐ取りかかれる状態にしておくのがとても大事なんです。
こんなふうに必要な色の糸が揃っていて、すでに針に通して、玉結びしてある状態なら、つくろいものを放置せずに、すぐに取りかかれるようになりますよ。はじめに10分ほど作業すれば、これからずっと楽になります。
ぜひ試してみてくださいね。