すぐに溜まる厄介な「ホコリ」の“正体”と知っておくべき“体への影響”

家のこと

2024.07.20

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。気がつくと溜まっているホコリ。こまめに掃除をしてもどこからともなくやってくる厄介な汚れ、何が原因で発生するのでしょうか。ここでは、ホコリの正体と体への影響についてご紹介します。

広告

厄介なホコリ、その正体は……?

ホコリ出典:stock.adobe.com

毎日掃除機をかけていても、ホコリを絶滅させることはできません。ホコリが生まれる原因はさまざまで、暮らしが元となって発生するものが多いからです。
ホコリの正体は、「家の中」と「外からくるもの」の2つに分けられます。

家の中で発生するもの

・カビの胞子
・髪の毛やフケ
・ダニの死がいやフン
・布製品の繊維ボコリ
・食品のくず

この中でも、特に多いのが「布製品」の繊維によるホコリ。家の中で発生するホコリのおよそ70%は繊維ボコリだと言われています。
また、ホコリとは関係なさそうなカビ汚れもホコリの原因に……。その他、目には見えないダニの死がいやフンなど、小さな汚れが集まって室内にホコリがたっぷりと積もってしまいます。

外から入ってくるもの

・花粉
・廃棄ガス
・土砂ボコリ
・黄砂

窓を通じて外から入ってくる土や砂は、玄関からの出入りで持ち帰ってしまうこともあります。
特に、外気が入ってくる吸気口は土砂ボコリや花粉が侵入しやすい場所。貼っておいたフィルターが真っ黒になったり、吸気口そのものが黒ずんだりするのは外からの汚れによるものです。

ホコリはアレルギーの原因に

ホコリはアレルギーの原因にも出典:stock.adobe.com

たかがホコリ、されどホコリ。積もったホコリを掃除せず放置すると、気分的に不快なだけでなく、アレルギー症状を引き起こす場合があります。
見た感じホコリがないからと、安心するのはまだ早い! 肉眼では見えにくい1mm以下の「ハウスダスト」と呼ばれる軽いホコリが空気中に舞うと、咳やくしゃみといった症状が起こる場合があるのです。また、鼻炎や結膜炎・アトピー性皮膚炎などさまざまな疾患の原因になる可能性もあります。

ホコリ掃除はこまめに

ホコリを完璧に取り除くことはできませんが、こまめな掃除で量を減らしたり、発生をおさえたりすることはできます。
すきま時間を見つけたら掃除をして、ホコリを溜めない習慣をつけましょう。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る